ラーム・チャランがエネルギッシュに踊る 『ランガスタラム』ダンスシーン映像公開
7月14日に公開されるラーム・チャラン主演映画『ランガスタラム』の本編映像が公開された。
本作は、『RRR』『マガディーラ 勇者転生』のラーム・チャランが自ら最高傑作のひとつと述べるアクション映画。
1980年代半ばのアーンドラ・プラデーシュ州中部、ゴーダーヴァリ川沿岸の田園地帯、ランガスタラム村。チッティ・バーブ(ラーム・チャラン)は、モーターを使って田畑に水を送り込むことを生業にする労働者。難聴で、他人の声がよく聞き取れない障害を持っているが、さほど気にせずに毎日を楽しく暮らしている。彼は近所に住むラーマラクシュミ(サマンタ)に惚れて、調子はずれな求愛をする。一方、村は「プレジデント」を自称する金貸し兼地主のブーパティ(ジャガパティ・バーブ)によって牛耳られている。チッティ・バーブの兄で中東ドバイで働いているクマール・バーブ(アーディ・ピニシェッティ)は、プレジデントが好き放題にする故郷の村の有様を帰省した際に見て心を痛め、州会議員ダクシナ・ムールティ(プラカーシュ・ラージ)の力添えで、村長選挙に立候補して政治家として村の生活を改善していこうと思い立つ。
公開されたのは、村の祭事の山車巡行にあわせ、チャラン演じる青年チッティが大勢の村人たちと踊るダンスシーン。「人生は芝居、この世は舞台」という作品全体に流れるコンセプトを陽気なリズムに乗せた楽曲は、「Ranga Ranga Rangasthalaana(ランガ・ランガ・ランガスタラーナ)」という本作のタイトルトラックでもある。
音楽を手がけたのは、テルグ語映画音楽界を牽引する音楽監督デーヴィ・シュリー・プラサード。<この世は芝居の舞台 俺たちゃ みんな人形さ>という歌詞は、『RRR』の劇中歌「ナートゥ・ナートゥ」の作詞家としてアカデミー賞を受賞したチャンドラボースによるもので、歌唱は「ナートゥ・ナートゥ」を歌っていた2人のうちの1人、ラーフル・シプリガンジが担当している。このタイトルトラックは全編を通じて変奏される。
■公開情報
『ランガスタラム』
7月14日(金)より、新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル池袋にて公開
監督・脚本:スクマール
出演:ラーム・チャラン、サマンタ、プラカーシュ・ラージ、ジャガパティ・バーブ、アーディ・ピニシェッティ
撮影:R・ラトナヴェール
音楽:デーヴィ・シュリー・プラサード
編集:ナヴィーン・ヌーリ
製作会社:マイトリ・ムーヴィー・メイカース
配給:SPACEBOX
2018年/インド/テルグ語/174分/英題:Rangasthalam
©Mythri Movie Makers