『良くも、悪くも、だって母親』イ・ドヒョンが怪物から7歳に! 陰から陽に育て直せるか

 Netflixにて配信中の『良くも、悪くも、だって母親』は、子を想うあまり、毒親となってしまった母親チン・ヨンスン(ラ・ミラン)によって育てられた冷酷なエリート検事チェ・ガンホ(イ・ドヒョン)が、事故により7歳に戻ってしまったことから始まる親子の再生物語だ。

 第3話、第4話は、ガンホが亡くなった父の復讐のために近づいた、国会議員のオ・テス(チョン・ウンイン)の手により、事故に遭ったところから始まった。脳を損傷したガンホは、身体は麻痺し、記憶は7歳の頃に戻ってしまう。ヨンスンは、ガンホの命が助かったことに感謝していたが、ガンホが元気を取り戻すにつれ、以前のようにスパルタな仕打ちを行うように。あんなにガンホの無事を喜んでいたのにもかかわらず、あっという間に元のスタイルに戻ってしまうのが、なんともかんとも……人間なかなか簡単には変われないのか。ヨンスンの残念さに、誰か助言してあげてほしいと、もどかしい思いが募る場面だ。

 しかし、ヨンスンにとっては、ガンホが自力で手を動かせるようにという親心からなのだろう。ヨンスンの心を慮っても、食事を取らせてくれない母ヨンスンに「オンマー!」と叫ぶガンホに同情を禁じ得ない。ヨンスンの選択した行為を見ると、彼女の心に寄り添うことは難しく感じた人も多いだろう。ヨンスンの子育てのベースは、あまりに「厳しい」。そこに「情」や「心」を育てるスペースはなく、ただ機械のような人間が出来上がるような育て方をする。

 ヨンスンは、ガンホが一人で暮らすソウルの家に行き、ガンホの荷物をまとめるのだが、そこでガンホの知らなかった一面を知ることになる。ヨンスンが、「人の役に立つように」と信じて育てたガンホは、権力に溺れ賄賂を受け取る心無いモンスターになっていたのだ。そのことを知ったヨンスンは、自身の子育てが間違っていたことを痛感し、あらためてガンホを育て直す決意をする。

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