「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2023」開催へ 別所哲也「心より感謝」

 米国アカデミー賞公認、アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2023」(略称:SSFF&ASIA)が、6月6日から6月26日にかけて開催されることが決定した。

 SSFF&ASIAは、2023年でインターナショナル部門が25周年、アジア・ジャパン部門が20周年を迎える。25年間における世界からの作品応募総数は10万7,844作品、参加監督数は9万9571名、観客動員数は85万人以上。また、東京以外にも14の都道府県、アメリカ、メキシコ、ミャンマー、マレーシア、シンガポールなど海外でも開催されてきた。

 祝年となる今年、SSFF&ASIAはこれまにで培ってきたフィルムメイカーやサポーターとのネットワーク、コミュニティ、映画祭としての歴史と知見を重んじつつ「『解き放て!』UNLOCK CINEMA/UNLOCK YOURSELF/UNLOCK THE WORLD」をキーワードに、既存概念から「UNLOCK(解放)」 する映画祭体験を発信する。アフターコロナの新時代の世界を描くプログラム「UNLOCK -飛び込め 新しい世界へ‐」や、参加者がNFTで投票できる映像コンテスト、VR映像におけるストーリーテリングを研究するセミナーのほか、世界のクリエイターのアイディアや作品をアセットマネジメントし、サポーターやオーディエンスとつなぐプラットフォームがローンチされる。

 今年の映画祭に応募されたのは、世界120の国と地域から全5196作品。戦禍のウクライナを背景にした作品や、AIが生み出したアニメーション作品など世界の今を映すショートフィルムが集まった。翌年のアカデミー賞ノミネートに通じる5部門(インターナショナル、アジア インターナショナル、ジャパンのライブアクション部門、ノンフィクション部門、アニメーション部門)をはじめ、映画祭入選作品の上映・配信ラインナップは4月27日に発表される。

 周年を記念して、青柳翔、安藤桃子、加藤雅也、河瀨直美、黒木瞳、剛力彩芽、斎藤工ら映画祭に縁のある映画人と、SSFF&ASIA代表の別所、SSFF&ASIAアンバサダーのLiLiCoからはコメントも到着している。

コメント

青柳翔

【2020年話題賞受賞、2022年ジャパン部門ノミネート】
映画祭25周年、20周年おめでとうございます。出演させていただき、監督を務めさせていただき、ショートフィルムの奥深さに感動しています。この面白さや感動を是非もっと多くの方々に知ってもらえたらと思います。

安藤桃子

【2019年オフィシャルコンペティション審査員】
唯一無二の素晴らしい短編映画祭を継続させ、更に年々大きく大きく進化、成長させてこられた別所哲也さんの努力とパワー、深い映画愛と、日本、アジア、世界を想う熱い魂に感銘を受けます。今年は高知でのコラボレーション、龍馬祈願映画祭もスタートです。SSFF&ASIAの益々のご繁栄とスタッフ皆様のお幸せを心からお祈りしています。

加藤雅也

【2016年オフィシャルコンペティション審査員】
25周年おめでとうございます! こんなにも色々な表現があって、こんなにも楽しいものなのか、ショートフィルムの魅力に気づいてからは自分でも監督してみたくなりました!
ショートフィルムの面白さを映画祭を通じてもっともっと多くの方々に味わってもらいたいです。これからも頑張ってください!

河瀨直美

コロナの脅威に脅かされ、表現活動に従事する人々は様々にその表現の場を奪われてきました。そんな中でも継続してこられたことに対して尊敬の念を抱かずにはいられません。 私も奈良で映画祭をやっているので、継続することの意義、その裏側にある大変さに大いに共感します。 ショートフィルムはクリエイターたちがストレートに表現し、様々なチャレンジができる場です。そこから生まれた作品を世界に知らしめることができるのが映画祭の力。そしてクリエイターたちが映画祭をきっかけにチャンスをつかむのをサポートできる、大切な場です。これからも細やかながら奈良の地で共に手を携えながら、歩んで行きたいと思います。

神田うの

映画祭第1回目から応援しています♡
素敵な映画祭がずっと続きますように!

黒木瞳

【2018年Branded Shorts審査員、監督作品特別上映/2022年ジャパン部門ノミネート】
映画祭アニバーサリーおめでとうございます。ショートフィルムを監督してみて、また、審査員を務めてみて、その魅力や奥深さをひしひしと学びました。作品に込められた監督の情熱や表現のこだわり、なぜこのテーマを選んだのかが分かるところが短編映画の強さ。まだ多くないといわれる女性監督がこうした映画祭で活躍できる場がもっともっと増えると良いなと思います。これからも応援しています!

藤岡真威人、天翔天音、藤岡弘、、藤岡舞衣、天翔愛

【藤岡弘、、藤岡真威人が2022年東京都特別製作作品『サムライソードフィッシュ』出演】
短い中に燃えるようなメッセージ性やエンタテイメントが凝縮されたショートフィルム。出演してみてその魅力に改めて気づかされました。たくさんの素晴らしい作品がこの映画祭でこれからも発信されていくのを期待しています!

剛力彩芽

自らショートフィルムの企画にチャレンジした2021年、映画祭のLadies forCinema Projectの応援でLiLiCoさんとトークイベントに参加しました。
日本にも世界にも、まだまだ素晴らしいフィルムメイカーの方々がいるのだと思うと、とってもワクワクするのと同時に役者としてどんどん成長したいとも感じる瞬間です。
皆さまも心躍る、素敵な作品との出逢い、最高の瞬間を映画祭を通じて感じていただきたいです。

原田眞人(2013年審査員)

若々しい挑戦が作品の中から見えてくる。
それがショートフィルムの魅力です。 いつの時代もフィルムメイカーたちが切磋琢磨できる場であってほしいと思います。

斎藤工(2012年初監督作上映)

一クリエイターとして、一俳優として映画祭を応援しています。
映画祭を通じて出会えた方々、作品を見てくれた方々の存在は本当に宝物です。そして、他の監督がどんな作品を作っているのか、世界のショートフィルムが一堂に集まるこの貴重な機会から大いにクリエイタースピリットを鼓舞されてきました。これからもぜひ素敵なショートフィルムをたくさん発信してください。

中田英寿(2008年審査員)

1999年映画祭立ち上げの時から応援してきた映画祭。25周年おめでとうございます。今のように、世界で日本映画、アジア映画が評価される前から世界に挑戦し、その扉を開いてきた映画祭。25年という時間を掛けて積み上げてきたからこそ出来たその道。今後も日本、そしてアジア、更には世界の映画業界をつなげ、発展させて行く映画際であり続けることを願っています。今後も応援し続けます。

メッセージ

別所哲也(SSFF&ASIA代表)

1999年6月4日、私達の映画祭は、ストリート・カルチャーが息づく街、渋谷・原宿・表参道で産声を上げました。
その5年後には兄弟映画祭として「アジア インターナショナル部門」が誕生し、以来、アジアの風と世界の鼓動を日本に集めてきました。
そして、映画祭を愛する皆様のご協力のもと「ビジュアル・カルチャーの現在」を見つめ、未来を担う映像作家たちが集う祭典へと育ってきました。
2023年の6月、25年の時を歩んできた映画祭は、祝祭の年を迎えることになりました。
この記念すべき年の喜びを、映画祭を愛し、集い、育ててくれた皆さんとともに分かち合いたいと思います。心より感謝申し上げます。
これまで様々な形で映画祭に関わってくださった皆さんと「REUNION(再結集)」の年に出来たらと考えています。
動画と情報があふれる今だからこそ、映像とりわけシネマの持つチカラを信じて、シネマの原点であるショートフィルムで、映像文化と映像産業の歴史と未来をつなぐ結節点にこの映画祭を育てていきたいと考えています。

LiLiCo(SSFF&ASIAアンバサダー)

今年のショートショートフィルムフェスティバル&アジアは、それぞれ25周年と20周年。
とてもめでたい1年です。しかもここ3年、多くの時間を家で過ごすなか、
映像制作に対する意欲がかなり増えたことも感じています。
そこから生まれるみなさんの数々のアイデアは私たちの映画祭にとっての宝物です。
そして作品はもちろん、いつもボランティアとして映画に対する愛を魅せてくれるみんな、
支えてくれている企業のみなさんにも感謝の気持ちでいっぱいです。
今年はどんな作品、どんな国を旅した気分になれるのか、
そして会場でみんなに会えるのが何よりも楽しみです。

■イベント情報
「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2023」
映画祭代表:別所哲也
開催期間:6月6日(火)〜6月26日(月)
※オンライン会場は4月27日(木)〜7月10日(月)
上映会場:TORQUE SPICE & HERB, TABLE & COURT(渋谷)、二子玉川ライズ スタジオ&ホール、 ユーロライブ、表参道ヒルズスペースオー 、赤坂インターシティコンファレンス
オンライン会場にて予定
※開催期間は各会場によって異なる
料金:会場上映無料(予約開始は4月27日〜)※一部有料イベントあり
一般からの問い合わせ先:03‐5474‐8844
主催:ショートショート実行委員会、ショートショート アジア実行委員会
公式サイト:https://www.shortshorts.org/2023

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