『アダマン号に乗って』内田也哉子ナレーションの予告編公開 「まるでおとぎ話の舞台」
4月28日より公開されるニコラ・フィリベール監督最新作『アダマン号に乗って』の予告編が公開された。
監督を務めたのは、世界的大ヒット作『ぼくの好きな先生』のニコラ・フィリベール。多様性が叫ばれる以前から、多様な存在や価値が共にあることを淡々と優しい眼差しで映し続けてきた。本作が5年ぶりの新作となる。また、監督に惚れ込み、20年来の交流を持つ配給会社ロングライドが、『人生、ただいま修行中』に続き、日仏共同製作で参加した。本作は、第73回ベルリン国際映画祭コンペティション部門で最高賞の金熊賞を受賞している。
公開された予告編で映し出されているのは、パリ、セーヌ川のきらめく水面に照らされた木造建築のデイケアセンターの船。精神疾患のある人々を無料で迎え入れ、絵画、音楽、ダンスなど創造的な活動を通じて社会と再びつながりを持てるようサポートしている。エッセイストの内田也哉子がナレーションを務めている。
内田也哉子 コメント
「セーヌ川に浮かぶデイケアセンターの船」 まるでおとぎ話の舞台のようなほんとうの話。このフィルムが、ある日常を映し出しているという紛れもない奇跡に、生きることの根っ子を見る。私と私じゃない人の境目は幻想だということも。ニコラ・フィリベール監督の平らかな眼差しに、ただただ感服する。
■公開情報
『アダマン号に乗って』
4月28日(金)より、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほかにて全国公開
監督:ニコラ・フィリベール
2022年/フランス・日本/フランス語/109分/アメリカンビスタ/カラー/原題:㻿ur L’Adamant/日本語字幕:原田りえ
共同製作・配給:ロングライド
協力:ユニフランス
©TS Productions, France 3 Cinéma, Longride – 2022
公式サイト:https://longride.jp/adaman/