前田公輝「ホラーやゾンビが苦手」 『君と世界が終わる日に』で過ごしたゴーレムとの日々

 『君と世界が終わる日に』のSeason4に新キャストとして登場している前田公輝。響が出会った令嬢・明日葉(玉城ティナ)が率いるコミュニティが拠点としていた刑務所の囚人の一人、下村海斗を演じている。

 実は「ホラーやゾンビが苦手」と語る前田。撮影現場では、たくさんのゴーレムたちとの共演をどう乗り越えているのか? 本作の出演にかける思いと合わせて、“ホラー克服術”を聞いた。【インタビューの最後には、サイン入りチェキプレゼント企画あり】

絡みのあるゴーレムにたくさん話しかける?

『君と世界が終わる日に』Season4 ©︎HJホールディングス

――『君と世界が終わる日に』Season4に出演することが決まったときの気持ちを聞かせてください。

前田公輝(以下、前田):嬉しかったです! でも実は僕、ホラーやゾンビものは苦手なんですよ。怖くて一人で観られないということもあり、『君と世界が終わる日に』は今まで通ってこなかったジャンルでした。だから出演は挑戦だと思いましたね。

――実際に現場に入ってみて、ゴーレムは怖くありませんでしたか?

前田:本当にちょっと吐きそうになるくらい怖くて(笑)。怖すぎたときに胃が持ち上がってくるのを感じて、恐怖を感じると人間こうなるんだとビックリしましたよ。そんなこともあり現場では工夫が必要でした。ゴーレム役の方々がメイクをしたまま私服姿になっているときのポップな印象を頭の片隅に残すようにして、現場でビビらないようにしていましたね。僕が演じる下村海斗はゴーレムに慣れている設定なので、日常から慣れさせていかないといけないので。絡みのあるゴーレム役の方にたくさん話しかけて、「ゴーレムじゃない! この人は人間だ!」と一体ずつ認識しつつ克服しています。

――『君と世界が終わる日に』はSeason1~3、そして特別編を含めて長く続いてきた作品です。こうした作品に途中から参加することにプレッシャーはありましたか?

前田:たくさんの個性的なキャラがいる中で、どこに僕が入れる隙間があるんだろうと考えてしまいました。でも僕が演じる“男兄弟・罪人”というキャラクターは『きみセカ』では新しい設定だし、現実でも僕は“弟”なので、自分自身のエッセンスを残しつつ演じることができるのではと考えたら、楽しみになりました。海斗はチームのブレイン的な存在なので、常にどこか余裕を持っているキャラクターです。皆が緊迫している中で一歩引くことによって、海斗の個性も引き立つと思うので、そこは心がけながらセリフで遊んでいます。

――それはファンの方も楽しみですね。セリフはどんなふうに工夫されましたか?

前田:海斗だけが持つ空気感のようなものを出すことができたらいいなと思いながら、セリフの言い方や呼吸の取り方を工夫しています。

『君と世界が終わる日に』Season4 ©︎HJホールディングス

――下村海斗というキャラクターの「ここを見てほしい」というポイントがあれば教えてください。

前田:海斗は罪人ではありますが、ゴーレムだらけの世界になったときに生きるための希望の光は絶対に持っていたと思うんですよ。でも騙し騙され、人間の闇を見ているうちに“騙す側”として生き抜くことを選ぶしかなかったのだと思います。そこで海斗は自分の中の正しさに蓋をして見ないようにして生きていくわけですが、徐々に人ときちんと向き合いたいという気持ちが持ち上がってくる。僕はその辺りの変化を一番大切に演じていきたいですし、皆さんにも見ていただきたいと思っています。一人の人間として視聴者の皆さんが感情移入できるようなキャラクターになればいいと考えています。

――海斗にはアクションシーンもあるのでしょうか?

前田:海斗はわりと受身が多いんですよ。先日、伊織役の桜井日奈子さんとアクションをやりましたが、僕は完全にやられっぱなし。桜井さんからは「いいところにいてくれるので蹴りやすくてありがたい」と言っていただけました(笑)。そこは上手い下手ではなくて、そのときの相性みたいなものもあるので、うまくいって嬉しかったです。海斗はどちらかというと言葉巧みに相手を騙したり、誘導尋問がうまかったりする頭脳派タイプなので、アクションで積極的に攻めるほうではありませんね。

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