井上真央×佐藤健×松山ケンイチが“初対面”で語る、互いの印象 「直感的に信頼できる」

明日突然人生が終わるとして、3人が思い残すことは?

 ちなみに、松山は高校生のころ幽霊に会いに行こうと、心霊スポットに友人たちと向かったことがあるとも明かしてくれた。「丑三つ時に幽霊が出るって言うじゃないですか。地元に有名な心霊スポットがあったので、夜中にみんなで集まって自転車で行ったんですよ。そしたら懐中電灯で照らしたドアが、さっきまで閉まっていたはずなのに“開いてる!”ってなって。『マジで? マジで?』って言っていたら、今度は屋上から『タッタッタッタッタッ』って音がしたんですよ。それにビビっちゃって、みんなで近くのコンビニまで逃げたっていうのがありましたね」と初々しいエピソードを披露。「幻聴だと思うんだけどなー」と言いながらも、どこかで会いたいと願っている様子の松山に、「よくスタジオにもいるって言いますよね」と井上。続けて、佐藤も「それこそ(このドラマを収録する)緑山スタジオでもそういう噂あるよね」と笑う。果たして、本作が制作されている最中に、そんな不思議な体験をすることができるのだろうか。撮影期間中、3人の仲睦まじいやりとりに加えて、見えないはずの仲間が増えたという報告もぜひ聞きたいものだ。

 そして最後に、物語と絡めて“突然人生が終わることになったら思い残すことはないか”とたずねられた3人。井上は「せめて撮影したかったなって(笑)」と主演女優らしい心残りを語る。すると佐藤は「20歳くらいのときに友達と毎日のように通っていたお店の方に『ありがとう』って言いたい」とまさかの答えが。なんでも、“いつもの部屋”をすんなり用意してくれてうれしかったそう。あまりに意外な回答に井上が思わず「え、明日なくなるってときに?」と尋ねると、「まだ伝えられてないので、すごくよくしてくれたのに。もう会えないから」と義理堅い一面が垣間見えた。

 また、この日何度も笑いを届けてくれた松山は「(感謝を伝えたい人は)いっぱいいるから。一斉メールを先に作っておくっていうのはアリなのかな」と、またもや外さない答えで取材陣を湧かせる。そんな期待に応えながらも「基本的にはこうして普通に生きてる時点で、“ありがとう”を伝えておかないと後悔しますよね。僕、後悔して地縛霊にはなりたくないんですよ。ちゃんと天国で生きたいなって思って生きてるんで。なので、日々、今できることを、ですね!」と最後は美しくまとめて取材会はお開きとなった。

 12月10日、佐藤が自身のYouTubeチャンネルにて行った生配信では、現在順調に撮影が進んでいるという。「前半〜中盤は“お化け漫才コント”みたいに、にぎやかで楽しくて笑えるドラマを目指しているんですけど、後半に向けて“俺もう触れないんだ、抱きしめられないんだ”って思って切ない……」と語っており、心揺さぶられるドラマに仕上がっているようだ。また、改めて井上、松山について「さすがだなって方々なので。“すげーな”って思いながら現場にいます」との感想も。このドラマを見逃しては、まさに心残りになってしまう予感がする。

■放送情報
金曜ドラマ『100万回 言えばよかった』
TBS系にて、2023年1月13日(金)スタート 毎週金曜22:00~22:54放送
出演:井上真央、佐藤健、シム・ウンギョン、板倉俊之(インパルス)、平岩紙、春風亭昇太、荒川良々、松山ケンイチ
脚本:安達奈緒子
プロデューサー:磯山晶、杉田彩佳
演出:金子文紀、山室大輔、古林淳太郎
編成:中西真央、吉藤芽衣
主題歌:マカロニえんぴつ「リンジュー・ラヴ」(TOY’S FACTORY)
製作:TBSスパークル、TBS
©︎TBS
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/100ie_tbs/
公式Twitter:@hyakumankai_tbs
公式Instagram:hyakumankai_tbs

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