大坪あきほと青柳翔の人生が交錯する 片嶋一貴監督作『孤独な楽園』2023年初夏公開へ

 大坪あきほ主演、青柳翔(劇団EXILE)共演の映画『孤独な楽園』が、2023年初夏に公開されることが決定した。

 岡山県倉敷市と玉島の全面協力によって撮影された本作。『アジアの純真』『たとえば檸檬』『いぬむこいり』の片嶋一貴が監督を務め、『たとえば檸檬』で脚本に携わった吉川次郎と再タッグを組んだ。

 新連載のスタートが控えている人気小説家・津島耀(青柳翔)は、スランプに陥り、原稿用紙は白紙のまま時間だけが過ぎていく。母に棄てられ、厳格なクリスチャンの父を自死で亡くして心に傷を負っている少女・須佐あやめ(大坪あきほ)は、過干渉の叔母に育てられ、島の工場で働きながら変化のない日々を送っていた。ある日、外国人の同僚から依頼され、あやめが代筆した1通のラブレター。「私の愛を見つけてください」と書かれたその手紙をたまたま目にしたのは、津島だった。出会うはずのない2つの人生が交錯したその先に、楽園は見つかるのか。

 母親に捨てられた少女・あやめ役を務めるのは、長編映画初出演にして初主演の大坪。苦悩する人気小説家・津島役に青柳が名を連ねた。

 また、あやめと津島が運命を大きく変える“手紙”と向き合う姿を切り取った場面写真も公開された。

コメント

大坪あきほ

オーディションが2019年、それから世界中が変わる大きな出来事が起き、当たり前が当たり前じゃなくなっていく日々。
もしこの作品が公開出来なくなったら……と思いつづけた月日が長くもあり
やっと映画が無事公開に向けて皆さんに観て頂けるという事、本当に感謝しております。
作品に携わってくれた多くのスタッフさん、岡山の現地で協力をしてくださった皆さんにただただ感謝の気持ちでいっぱいです。
一言二言では語れないこの作品への思いを本編に全て込めました。
この『孤独な楽園』を観てくださった皆様の心の何かになれたらこれ以上ない幸せです。
是非是非映画館に足を運んでくださったら嬉しいなぁと思います。

青柳翔

今回、津島耀役を演じさせていただきました青柳翔です。
まだまだ小僧ですがそろそろ人生の折り返し地点なのかな?
まだ小僧か。
しかし、このままでいいのかな?と考える時間が多くなってきました。
演じる以外で何かを作る苦しみや楽しさを味わう事も今後増えて行くと思っています。
まさにそんな事を考えている僕と同世代の皆さんには、是非観てもらいたいです。
片嶋さんの世界観、純文学が好きな人、たくさんの方に観てもらい、
生きることは罪なのか?という問いに映画を通して感じて頂けたらと思っています。

金延宏明(エグゼクティブプロデューサー)

この作品では、瀬戸内海に面した一地方都市を舞台にした人間ドラマを描きます。 
撮影は、岡山県倉敷市を中心に、岡山県の全域で撮影を行いました。 
岡山県の行政及び市民の皆様のお力をお借りして、 人間存在の不条理をテーマとした愛の物語、家族の物語を、映画作品として作り上げました。
皆様、渾身の作品をぜひお楽しみに。よろしくお願いいたします。

■公開情報
『孤独な楽園』
2023年初夏公開予定
出演:大坪あきほ、青柳翔
監督:片嶋一貴
脚本:吉川次郎
エグゼクティブプロデューサー:金延宏明
©︎2021 NOBU PICTURES

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