長澤まさみ主演ドラマ『エルピス』カンヌで世界初上映 三浦透子がレッドカーペットに登場

 長澤まさみ主演ドラマ『エルピスー希望、あるいは災いー』(カンテレ・フジテレビ系)が10月24からの日本放送に先駆けフランス・カンヌで世界初上映され、レッドカーペットに三浦透子が登場した。

 実在する複数の事件から着想を得て制作された社会派エンターテインメントとなる本作。スキャンダルによってエースの座から転落したアナウンサー・浅川恵那(長澤まさみ)と彼女に共鳴した仲間たちが、犯人とされた男の死刑が確定した、10代の女性が連続して殺害された事件のえん罪疑惑を追う中で、一度は失った“自分の価値”を取り戻していく姿を描いていく。

 そんな本作が、フランス・カンヌで開催されている世界最大級の国際映像コンテンツ見本市「MIPCOM」にて10月18日、アジアン・ワールド・プレミア・ティーヴィー・スクリーニングとして、世界初上映。長澤演じる恵那がコーナーMCを務める深夜の情報バラエティー番組『フライデーボンボン』のヘアメイク・大山さくら役の三浦が佐野亜裕美プロデューサーとともに登壇した。

 前日には、三浦がレッドカーペットに登場。三浦がカンヌを訪れるのは、昨年7月に出演映画『ドライブ・マイ・カー』でカンヌ国際映画祭の授賞式に参加して以来、約1年3カ月ぶり。自身にとって2回目のカンヌとなった。

 世界各国の人気俳優陣やコンテンツ業界のVIP陣が続々とレッドカーペットに登場する中、三浦は淡いブルーのセットアップを纏い、レッドカーペットに降り立った。昨年7月以来のカンヌ訪問となった三浦は「こんなに短期間でまた来られるというのも、すごく恵まれているなと感じます。“縁を感じていいのかな~”なんて、少し思いながら歩かせてもらいました。(前回は昼のレッドカーペットだったので)夜のレッドカーペットというのは、すごく新鮮でいい経験になりました」と、2度目のカンヌに喜びを感じている様子だった。

 そして、翌日10月18日現地時間18時30分、カンヌ国際映画祭の会場と同じパレ・デ・フェスティバル・エ・デ・コングレのメインホール、グランド・オーディトリウムで、ドラマの公式上映が行われた。60年近い歴史を持つMIPマーケットにおいて、日本ドラマの世界初公開がメインホールで行われるのは、今回が初めてとなる。

 会場には、世界中から業界関係者や記者が集まり、世界初上映となる今作を鑑賞。上映会後、舞台に登壇した三浦は「海外で上映していただけるということ、とてもうれしく思います。テレビドラマって家で観るものという印象が自分の中であったので、こんなに大きなスクリーンで上映していただくというのは、どんな体験になるのだろうと自分も想像できていなかった部分がありました。今日、初めて完成した第1話を観て、純粋に物語に集中して楽しめました。それは本当に、このドラマの力強さなのだと実感しました」と話し、感慨深い様子。さらに、司会者から「5歳の時からこの仕事を始め、テレビCMやドラマに出演し、今、女優として成功していることについてどう思いますか」と聞かれると、「自分ではそう思わないです(笑)。成功していると言っていただけることはすごくうれしいですけど、全然そんな風に自分ではまだ思えていなくて…まだまだ勉強中です」と、照れた表情を見せた。

 最後に三浦は、10月24日22時からの初回放送に向けて「報道の現場で働く主人公の女性の姿というのと、えん罪事件を追う社会派サスペンス、どちらの面も持ち合わせたドラマだと思います。ぜひ皆さんに楽しんでいただきたいです。観てください!」と、日本のファンにメッセージを送った。

 なお、カンテレ公式YouTubeでは、MIPCOMで上映されたドラマのトレーラーも公開されている。

長澤まさみ主演『エルピス—希望、あるいは災い—』日本に先駆けて世界初上映!【Elpis trailer for MIPCOM】

三浦透子 コメント

昨年7月以来のカンヌについて

本当にいい天気で、心を解放するパワーのある場所だと改めて感じています。

(昨年7月以来のカンヌで、)レッドカーペットを歩いて

こんなに短期間でまた来られるというのも、すごく恵まれているなと感じます。“縁を感じていいのかな~”なんて、少し思いながら歩かせてもらいました。(前回は昼のレッドカーペットだったので)夜のレッドカーペットというのは、すごく新鮮でいい経験になりました。

世界各国の映像コンテンツ関係者の前での上映について

海外で上映していただけるということ、とてもうれしく思います。テレビドラマって家で観るものという印象が自分の中であったので、こんなに大きなスクリーンで上映していただくというのは、どんな体験になるのだろうと自分も想像できていなかった部分がありました。今日初めて完成した第1話を観て、純粋に物語に集中して楽しめました。それは本当にこのドラマの力強さなのだと実感しました。

ドラマの撮影現場の様子

本当にスタッフの皆さんの強い気持ちを感じるというか、丁寧に撮影できている実感があって、すごくいい経験をさせてもらっています。

撮影で印象に残っている出来事

撮影初日が物語の中でも結構大事なシーンで、初めましての眞栄田(郷敦)さんとご一緒でしたが、2人とも大事なシーンだったので、そこが一番印象に残っています。最初から2人ともエンジン全開で頑張らないといけないシーンだったので、苦労しましたけど楽しかったです。

日本のファンへメッセージ

報道の現場で働く主人公の女性の姿というのと、えん罪事件を追う社会派サスペンス、どちらの面も持ち合わせたドラマだと思います。ぜひ皆さんに楽しんでいただきたいです。観てください!

■放送情報
『エルピスー希望、あるいは災いー』
カンテレ・フジテレビ系にて、10月24日(月)スタート 毎週月曜22:00〜放送
※初回15分拡大
出演:長澤まさみ、眞栄田郷敦、三浦透子、三浦貴大、近藤公園、池津祥子、梶原善、片岡正二郎、山路和弘、岡部たかし、六角精児、筒井真理子、鈴木亮平ほか
脚本:渡辺あや
演出:大根仁ほか
音楽:大友良英
プロデュース:佐野亜裕美(カンテレ)
制作協力:ギークピクチュアズ、ギークサイト
制作著作:カンテレ
©︎カンテレ
公式サイト:https://www.ktv.jp/elpis/
公式Twitter:@elpis_ktv

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