松山ケンイチ×長澤まさみ『ロストケア』に鈴鹿央士、柄本明、坂井真紀、戸田菜穂ら出演

 2023年春に全国公開される松山ケンイチ主演映画『ロストケア』の第2弾キャストとして、鈴鹿央士、柄本明らの出演が発表された。

 本作は、第16回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞した葉真中顕のデビュー小説『ロスト・ケア』を実写映画化するヒューマンサスペンス。42人もの人間を殺めた連続殺人犯とその事件を担当する検事が取り調べを通じて対峙し、なぜ彼が大量殺人を犯したのかという真相に迫る。『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』『そして、バトンは渡された』の前田哲が監督を務め、『砂の器』(TBS系)、『ストロベリーナイト』(フジテレビ系)の龍居由佳里が、前田と共同で脚本を書き上げた。

 主人公の心優しい介護士・斯波宗典を松山が演じ、斯波と対峙する検事・大友秀美役を長澤まさみが担当。松山と長澤は本作が初共演となった。

 第2弾キャストとして新たに出演が発表されたのは、鈴鹿、柄本のほか、坂井真紀、戸田菜穂、峯村リエ、加藤菜津、やす(ずん)、岩谷健司、井上肇、綾戸智恵、梶原善、藤田弓子の計12名。

 鈴鹿が演じるのは、長澤演じる検事をサポートする検察事務官役の椎名幸太。長澤と共に、連続殺人犯を追い詰め、隠された事件の真相究明に奔走する役どころだ。鈴鹿は、「本作はこれからの日本にとって大切なことを届ける作品になっているので、是非自分と同世代の方に観てもらいたい」と、本作へかけた意気込みを語った。

 柄本は、松山演じる連続殺人犯・斯波宗典の父・斯波正作を演じる。周りからは心優しい青年として慕われていた男・斯波宗典が未曽有の連続殺人事件を起こした理由、そしてきっかけを、父は知っていたのか。柄本は本作への参加について、「前田監督から手紙まで頂いたので、やるしかないと思いました」と語っている。

コメント

鈴鹿央士(椎名幸太役)

松山さんと長澤さんのお芝居を特等席のような場所で見て感じることが出来て本当に幸せでした。
今まで、親や祖父母や曾祖母に介護が必要となる時がくることについて、きちんと考えたことがありませんでした。今回脚本を読んで自分の身に置き換えた時、沢山のことを考えさせられました。僕は数学が好きで、今回の役柄も数学的な知識を駆使して事件を解決に導く大事な役だったので、大切に演じようと思いました。

柄本明(斯波正作役)

前田監督から手紙まで頂いたので、やるしかないと思いました。
私はいつも役を演じる際は、「脚本読んで」「台詞を言う」。これを大切にしています。
松山さんと親子の役を演じて、あらためて松山さんに才能を感じました。

■公開情報
『ロストケア』
2023年春全国ロードショー
出演:松山ケンイチ、長澤まさみ
原作:葉真中顕『ロスト・ケア』(光文社文庫刊)
監督:前田哲
脚本:龍居由佳里、前田哲
制作プロダクション:日活、ドラゴンフライ
配給:日活、東京テアトル
©︎2023「ロストケア」製作委員会
公式サイト:lost-care.com

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