ピョン・ヨハンがノースタントで激しいアクションに挑む 『声/姿なき犯罪者』10月公開

 ピョン・ヨハン主演映画『声/姿なき犯罪者』が10月7日より新宿武蔵野館ほかにて全国順次公開されることが決定した。

 本作は、振り込め詐欺の罠にかかり、大金を失ったソジュン(ピョン・ヨハン)が、奪われた金を取り返すため詐欺組織に潜入し、壮絶な復讐を下す犯罪アクション。韓国検察庁の発表では、2020年の韓国国内で起きた振り込め詐欺被害件数は約4万件、被害額は約7000億ウォン(日本円にして約700億円)に上り、この数字は日本の被害額の約2.5倍にもなる。

 日常に潜む振り込め詐欺を題材に、韓国で初めて映画化したのは、双子の兄弟キム・ソン&キム・ゴク監督。これまでにT-ARAのウンジョンが主演を務めたホラー『ホワイト:呪いのメロディー』、実写とストップモーションアニメを用いたブラックコメディ『ポドリ君の家族残酷史X 韓国の夜と霧』などの作品を手がけてきた2人は、本作を製作するにあたり、実際に詐欺犯罪を担当する知能犯罪捜査隊へ徹底した事前取材を行い、最新の事件も参考にした。

 振り込め詐欺の被害にあった妻や同僚たち、そして30億ウォンを取り戻すために、詐欺グループに立ち向かう元刑事ソジュンを、『茲山魚譜 チャサンオボ』『太陽は動かない』のピョン・ヨハンが演じる。本作では激しいアクションシーンにノースタントで挑んだ。そのほか、対峙する詐欺組織の主犯を『悪人伝』のキム・ムヨルが演じたほか、『鬼手』のキム・ヒウォン、『ただ悪より救いたまえ』のパク・ミョンフン、『サムジンカンパニー1995』のイ・ジュヨンらが脇を固める。

 監督のひとり、キム・ソンは「振り込め詐欺犯罪は社会的な問題になるほど悪質で現代的な犯罪」としたうえで、「劇中のセリフのように“振り込め詐欺は悪質な犯罪であり、被害者たちは何も悪くない”ということを伝えたかった。振り込め詐欺はあまりにも精巧で緻密なのでだまされやすい犯罪。映画を観て振り込め詐欺犯罪の警戒心が伝わって少しでも詐欺犯罪が減ったら…という思いだった」とメッセージを寄せている。

■公開情報
『声/姿なき犯罪者』
10月7日(金)新宿武蔵野館ほかにて全国公開
主演:ピョン・ヨハン
出演:キム・ムヨル、キム・ヒウォン、パク・ミョンフン、イ・ジュヨン
監督:キム・ソン&キム・ゴク 
提供:ツイン、Hulu
配給:ツイン
2021/韓国/韓国語/109分/シネスコ/5.1ch/カラー
(c)2021 CJ ENM Co., Ltd., SOOFILM ALL RIGHTS RESERVED
公式サイト:https://koe-voice.jp/

関連記事