『シャザム!』続編の邦題決定&今冬公開へ バットマン、アクアマン登場の特報映像も

 DC映画『シャザム!』の続編『Shazam! Fury of the Gods(原題)』が、『シャザム!~神々の怒り~』の邦題で今冬に全国公開されることが決定。あわせて特報映像が公開された。

 2019年に公開された前作『シャザム!』は、型破りで笑えるヒーロー映画として全世界で約3億7,000万ドル(約510億円)の大ヒットを記録。孤児の少年ビリーは古代の魔術師からヒーローとなる素質を見出され、スーパーパワーを授けられる。ビリーが「シャザム!」と唱えると、スーパーヒーロー・シャザムに変身できるのだ。その力はスーパーマンと同等と言われ、ヒーローの中でも最強の力を誇るが、思春期真っ盛りのビリーはその力をくだらないことに使ってばかり。続編となる『シャザム~神々の怒り~』では、半人前ヒーローのシャザムが、神々を怒らせてしまう。復讐に燃える“神の娘たち”が巨大モンスターを引き連れて地球に降臨。未曾有の危機を前に、神々の力を宿すシャザムVS神の娘たち。神様だらけのバトルが開幕する。

 主人公シャザム役のザッカリー・リーヴァイ、ビリー役のアッシャー・エンジェル、フレディ役のジャック・ディラン・グレイザーら前作からの主要キャストが続投。さらに、アトラスの娘へスペラを『クィーン』のアカデミー賞女優ヘレン・ミレン、カリプソを『キル・ビル』のルーシー・リューが演じ、『ウエスト・サイド・ストーリー』のマリア役でゴールデングローブ賞主演女優賞を受賞したレイチェル・ゼグラーもキャストに名を連ねる。監督は前作に引き続きデイビッド・F・サンドバーグが務める。

 特報映像は、7月21日から24日にかけて、アメリカ・サンディエゴで開催されたサンディエゴ・コミコン2022にて初披露された。7月23日に実施された『シャザム!~神々の怒り~』のプレゼンテーションには、主演のリーヴァイをはじめ、エンジェル、グレイザー、リュー、そしてサンドバーグ監督が登場。リーヴァイは、続編について「超人的な力をどう使いこなすかということだけでなく、スーパーヒーローとしての自分と普段の自分という2つのアイデンティティの間でどう折り合いをつけるか、という問題に直面する。そんな展開は、皆が共感できる、興味深くて、より現実的な側面をシャザムという物語のアークに与えてくれていると思う」と、主人公のビリーが思春期ならではの悩みを抱える様子も作品の重要なポイントとなるとコメント。

『シャザム!~神々の怒り~』特報映像

 公開された特報映像では、シャザムことビリーが、シャザムの姿に変身したまま、小児科医に向かって自分がヒーローとして未熟で、バットマンやアクアマン、フラッシュなどの他のDCヒーローと自分を比較して、この力に見合わないという悩みを告白するシーンから始まる。また、ビリーと一緒にグループホームで暮らす他の5人の子供たちも、魔術師からビリーと同じスーパーパワーを授かり、みんな好き勝手にやって困っているという思春期らしい家族への悩みも吐露。続いて、魔術師から神の娘たちがやって来るという話を聞かされたビリー。「力を返してもらおう」と襲い来る神の娘たちに、家族の力で立ち向かおうとするビリーだったが……。やがて、巨大なドラゴンが街を破壊し始め、自分の手には負えないと嘆くビリーだが、大切な家族を守るため、そして世界を救うため敵に立ち向かっていく。

■公開情報
『シャザム!~神々の怒り~』
今冬全国ロードショー
監督:デイビッド・F・サンドバーグ
出演:ザッカリー・リーヴァイ、アッシャー・エンジェル、ジャック・ディラン・グレイザー、ジャイモン・フンスー、レイチェル・ゼグラー、ルーシー・リュー、ヘレン・ミレン
配給:ワーナー・ブラザース映画
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