『赤いナースコール』佐藤勝利に刑事役の池田鉄洋が斬り込む 犯人は一人あるいは複数?

 月曜の夜から眠らせてくれない『赤いナースコール』。毎週誰かが死ぬことは覚悟しておいた方が良さそうだ。下塚の遺体は頭部がなく、身体の一部が持ち去られる連続殺人事件との共通点を見出すことができる。また、下塚は眼窩底骨折で入院しており、症状のある部位が持ち去られたことは滝中の事件と同様だ。滝中の事件は模倣犯ではなく同一犯によるものという翔太朗の推理が正しければ、下塚を殺したのも同じ犯人である可能性が高い。

 第2話では新たにいくつかのヒントが示された。翔太朗たちの車と衝突したトラックと同じロゴの入ったトラックが病院に駐車されており、病院との間に何らかの関係が示唆された。もし事故が意図的に起こされたものなら、トラックは病院に患者を送り込む役割を担っているのではないか。また、工藤が考えるように滝中を殺したのが下塚だとすると、下塚を殺した人物は、滝中を含む一連の殺人を実行した犯人と同一犯ではない可能性が出てくる。その場合でも、真の黒幕がいて証拠隠滅のために殺人を実行させ、その殺人の証拠隠滅のために別の殺人を命じるという連鎖殺人は成立しうる。滝中が犯行に関わっていた可能性も否定できない。ヘルニアで入院していたにもかかわらず車いすを押すことができ、病院内の事情に詳しく、プライベートが謎に包まれた滝中は、なぜあの時、翔太朗を連れ出したのか。

 肉体の切断技術に長けているのは解体業者や焼肉屋だけでなく、外科医も同様である。持ち去られた身体を犯人がどこでどのように用いているのかという疑問は、滝中の下半身が鍋の中から発見されたことでぼやけつつあるが、下塚の頭部が発見される場所が鍵を握りそうだ。

■放送情報
ドラマプレミア23『赤いナースコール』
テレビ東京系にて、毎週月曜23:06~23:55放送
Paravi、ひかりTVにて、地上波放送終了後に配信
出演:佐藤勝利(Sexy Zone)、福本莉子、池田鉄洋、ベッキー、木村了、山本浩司、橋本淳、森田甘路、大水洋介(ラバーガール)、堀口紗奈、板尾創路、浅田美代子、鹿賀丈史
企画・原作:秋元康
監督:本橋圭太、上田迅
脚本:秋元康、宮本武史、服部隆、吉崎崇二
音楽:矢野博康
主題歌: みゆな「凝視」(A.S.A.B)
オープニングテーマ:Sexy Zone「Sleepless」(Top J Records)
チーフプロデューサー:森田昇(テレビ東京)
プロデューサー:北川俊樹(テレビ東京)、平部隆明
制作:テレビ東京、ホリプロ
製作著作:「赤いナースコール」製作委員会
(c)「赤いナースコール」製作委員会
公式サイト:https://www.tv-tokyo.co.jp/akanasu/
公式Twitter:@tx_akanasu
公式Instagram:@tx_akanasu

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