『相棒 season21』寺脇康文が14年ぶりに水谷豊の相棒に 「“シン亀山薫”でございます!」

 『相棒 season21』が10月期にテレビ朝日系で放送されることが決定し、寺脇康文が約14年ぶりに水谷豊の“相棒”として出演することが発表された。

 2000年にスペシャルドラマとして誕生した『相棒』シリーズ。前シーズンで卒業した冠城亘(反町隆史)の後を継ぐ“5代目相棒”が、寺脇演じる亀山薫に決定した。10月スタート予定の『相棒 season21』では、水谷演じる杉下右京と亀山が約14年ぶりにタッグを組む。亀山が特命係を離れてから一度も顔を合わせていなかった2人は、一体どんな再会を果たすのか。

 反町隆史演じる冠城が特命係を離れたのは、3月23日放送の『season20』最終回。法務省時代の上司・日下部(榎木孝明)から、公安調査庁の改革を託され、警視庁を退職。杉下からは、「もう少し一緒にやりませんか」と引き留められたが、亘の決意は固く、2人は別の道を進むことになった。

 一方、亀山が特命係を離れたのは、2008年12月17日放送の『season7』第9話。高校時代の友の死をきっかけに、彼の遺志を継ぎ、子どもたちに正義を教えるため、不正が蔓延する南アジアの小国・サルウィン(架空の国家)に移住した。その際、杉下は亀山の思いを尊重し、「どうか、気をつけて行ってください。以上です」というはなむけの言葉を贈った。

 杉下と亀山の出会いは、2000年6月3日放送の“プレシーズン”第1弾。捜査一課の刑事だった亀山が、偶然出くわした指名手配犯に人質にされる失態を犯し、“人材の墓場”と揶揄される特命係に左遷されたのをきっかけに、2人はファーストコンタクトを果たした。その後、2002年10月からシリーズ化され、足掛け9年、124話にわたって杉下の相棒を務めた亀山。シリーズ卒業後は、回想シーンや登場人物の会話に何度か登場することはあったが、杉下と直接連絡を取ったり、帰国時に会うなどの描写はなかった。

 亀山の人物像は、曲がったことが嫌いで、超が付くほどの熱血漢。反面、お人好しで楽天的な性格が災いし、面倒事に巻き込まれたり、自らトラブルを引き起こすこともしばしば。論理的な杉下とぶつかることも少なくなかったが、数々の事件を解決していくうちに強い信頼関係で結ばれていった。

 寺脇演じる亀山の再登場について、水谷は「亀山くんが帰ってくる。そんな日が来ることを、杉下右京は何度か夢見ていたに違いない」とコメント。また、寺脇は約14年ぶりの『相棒』シリーズ出演について、「感謝の気持ちでいっぱいです」と喜びを明かした。

 『相棒 season21』には水谷と寺脇のほか、森口瑤子、川原和久、山中崇史、篠原ゆき子、山西惇、田中隆三、神保悟志、小野了、片桐竜次、杉本哲太、仲間由紀恵、石坂浩二が出演する。

コメント

水谷豊

亀山くんが帰ってくる。
そんな日が来ることを、杉下右京は何度か夢見ていたに違いない。過去に戻るのではなく、新たな未来にまた二人で向かうための再会を、右京は淡々と待っていたに違いない。 水谷豊

寺脇康文

『相棒 season7』より

まず初めに、大好きな「相棒」に出演させていただくこと、そして14年ぶりに、僕の分身「亀山薫」を演じる事が出来る機会をいただけることに感謝の気持ちでいっぱいです。
何より役者人生の師匠と言っても過言ではない、水谷豊さん演じる「右京さん」と、また「相棒」として、夢の様な時間を共に出来ることを本当に嬉しく思っております。
仮面ライダー1号が帰ってきたように、相棒1号も帰って参ります! 今、流行りの言葉にすると、「シン亀山薫」でございます! 特命係を去って、サルウィンに渡った薫ちゃんが、どうやって戻ってくるのか! 皆さん! 楽しみに待っていて下さいね!

『相棒 season7』より

■放送情報
『相棒 season21』
テレビ朝日系にて、10月スタート 毎週水曜21:00~21:54放送 (2クール)
出演:水谷豊、寺脇康文、森口瑤子、川原和久、山中崇史、篠原ゆき子、山西惇、田中隆三、神保悟志、小野了、片桐竜次、杉本哲太、仲間由紀恵、石坂浩二ほか
エグゼクティブプロデューサー:桑田潔
チーフプロデューサー:佐藤凉一
プロデューサー:高野渉、西平敦郎、土田真通
脚本:輿水泰弘ほか
監督:橋本一ほか
音楽:池頼広
制作:テレビ朝日、東映
(c)テレビ朝日・東映
公式Twitter:@AibouNow

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