芳根京子が「自分と真逆」なヒロインに 『俺かわ』山田涼介の“あざかわ”行動を明かす

 山田涼介(Hey! Say! JUMP)が主演を務めるオシドラサタデー『俺の可愛いはもうすぐ消費期限!?』(テレビ朝日系)が放送中だ。

 山田が演じる29歳の会社員・丸谷康介は、これまで「可愛い」を武器に順風満帆な人生を歩んできたが、30歳を目前に最大の武器である「可愛い」を失い、人生の歯車が狂っていく……。そんな康介を冷静な目で見ているのが、芳根京子演じる会社の後輩、“ロボット女”こと真田和泉だ。

 「自分は脇役」と思っているヒロイン・和泉を演じる芳根に、撮影秘話や演技、そして作品の見どころについて聞いた。

「自分と真逆だなと思いながら演じています(笑)」

ーー今回芳根さんが演じる和泉は、無表情、無愛想、無口と三拍子揃ったロボット女という役柄ですが、演じる上で苦労した点、こだわった点について教えてください。

芳根京子(以下、芳根):自分が思っているよりも、感情が出てしまったのが苦労した点です。今までの自分のお芝居のやり方って、湧き上がってくる感情をいかにそのまま出すかというのを一番に考えていて。それが自分の武器だと思っていたのですが、今回は捨てなければいけない。ただ、何も考えていないわけではなくて、色々考えていることはあるけれど、それをうまく隠している。とにかく表現が下手な女の子なので、そのあたりは自分と真逆だなと思いながら演じています(笑)。

ーー感情を抑えるのは大変そうですね。

芳根:そうですね。最近は割合というか、塩梅が掴めてきた感じがしています。後半にかけて、徐々にニュアンスを加えていく繊細な作業になるので、考えながらやっています。

ーー役作りをするにあたって、新城毅彦監督とはどんなお話をしましたか?

芳根:もう前半は、キャラクター付けとしてロボットでいいよと言われました(笑)。ただ、私がお芝居をやるにあたって、どの役に対しても人間味を失いたくなくて。“ああ、こういう女の子いるよね”、みたいなものがどこかにないと共感してもらえないのかなというふうに思うので、前半は特にちょっと難しいなーと思いながらやっていたのですが、物語が進んでいくにつれて、ちょっとずつ心を開いていく和泉は、演じていても嬉しいです。「よかった!」と思いながら。「あ、ここまで出していいんだな」と調整しつつ演じています。

ーー感情の出し方について、参考にした人はいますか?

芳根:今回は、主観よりも客観的な意見を大事にしたいなと思ったので、監督やプロデューサーチームに、どう見えているかを聞きました。あとは、山田さんに「どう思う?」と聞いたり。前半の和泉は、康介に対して完全にシャットアウトしているので、山田さんに「なんか、ムカつく?」「無理だと思う?」と聞きました(笑)。受け取る側がどう思うかもすごく大事だと思うので、まわりの方の意見を聞くようにしています。

ーー山田さんに相談したときは、どんな言葉が返ってきましたか?

芳根:「うん! ムカつく!」って言われました(笑)。

ーー即答ですか(笑)。

芳根:「あ、じゃあオッケーだね」みたいな(笑)。

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