高田夏帆、朝ドラヒロインの親友役を好演 『ちむどんどん』までの多彩なキャリアを追う

 『ちむどんどん』では、暢子と並んでおやつを食べながらさまざまなことを語り合う。暢子が家族には直接言えない愚痴をしゃべると早苗が慰め、早苗が「東京の大学に行ってキャビンアテンダントになりたい」と夢を語ると暢子が応援する。その姿はまさに青春真っ只中。実際に、高田と黒島は撮影終盤には「学生生活が終わる〜」と寂しがるほど、やんばるの高校生活を謳歌していたようだ。(※)その仲の良さが、ふたりのシーンの端々に感じられ、悩みつつも、生き生きとした高校生らしさが伝わってくる。

 早苗が東京に行ってしまうとしたら、一緒に楽しめる日々は残りわずか。だけど、ふたりの青春はまだまだ続く。青い海でサータアンダギー、夜の売店でちんすこう。彼女たちは、これからどこで、どんなものを、どんな想いで食していくのだろう。どこか眩しい気持ちを抱きながら見守っていきたい。

参照

連続テレビ小説 ちむどんどん Part1(1)NHKドラマ・ガイド(NHK出版)

■放送情報
連続テレビ小説『ちむどんどん』
総合:午前8:00〜8:15、(再放送)12:45〜13:00
BSプレミアム・BS4K:7:30〜7:45、(再放送)11:00 〜11:15
※土曜は1週間を振り返り
主演:黒島結菜
作:羽原大介
語り:ジョン・カビラ
沖縄ことば指導:藤木勇人
フードコーディネート:吉岡秀治、吉岡知子
制作統括:小林大児、藤並英樹
プロデューサー:松田恭典
展開プロデューサー:川口俊介
演出:木村隆文、松園武大、中野亮平ほか
写真提供=NHK

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