『ガンパウダー・ミルクシェイク』監督が受けた日本カルチャーの影響 「黒澤明は“神”」
さまざまな武器を駆使したアクションシーンが見どころの本作。パプシャド監督は、その中でも銃をどう扱うかに気をつけていたという。
「アクションシーンの多くはコメディとも言えるようなタッチになっています。銃を使うシーンでは、ほかのアクション映画とは一味違う、オリジナルでエンターテインメント性のある使い方をしたいと思っていました。スタントコーディネーターのチームとどの瞬間で銃を使うかはかなり厳選していったんです。中でも印象的なのは後半のダイナーでのワンショットです。あまりにもスローモーションなので、観ている方も銃の存在すら忘れてしまうシーンになっていると自負しております。このシーンは、ルネサンス期の絵画のようなキャラクターたちのエモーショナルな感情、構図の美しさを意識していました。アクションシーンは、マカロニウエスタン風、香港アクション映画風、そしてオペラ的な最終幕の大団円まで、シーンごとの違いも観客の皆さんには楽しんでほしいですね」
■公開情報
『ガンパウダー・ミルクシェイク』
全国公開中
監督・脚本:ナヴォット・パプシャド
出演:カレン・ギラン、レナ・ヘディ、カーラ・グギーノ、クロエ・コールマン、アダム・ナガイティス、ミシェル・ヨー、アンジェラ・バセット、ポール・ジアマッティ
配給:キノフィルムズ
提供:木下グループ
2021年/フランス・ドイツ・アメリカ合作/英語/カラー/スコープサイズ/DCP/114分/原題:Gunpowder Milkshake/PG12
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公式サイト:https://www.GPMS-movie.jp
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