ELAIZA、『ライフ・ウィズ・ミュージック』日本版主題歌を担当 歌声を収録したMVも

 池田エライザがアーティスト“ELAIZA”として、2月25日公開の『ライフ・ウィズ・ミュージック』主題歌の日本版カバーソングを担当することが決定。あわせてMVが公開された。

 本作は、シンガーソングライターのSiaが初監督を務めた音楽映画。かつて薬物やアルコール依存症に陥り、自殺を試みるほど絶望した彼女が、友人と音楽によって救われた実体験を基に原案・脚本・製作を手がけた。

 アルコール依存症のリハビリテーションプログラムを受け、孤独に生きるズー(ケイト・ハドソン)は、祖母の急死により長らく会っていなかった自閉症の妹・ミュージック(マディ・ジーグラー)と暮らすことに。頭の中ではいつも音楽が鳴り響く色とりどりの世界が広がっているが、周囲の変化に敏感なミュージックとの生活に戸惑い、途方に暮れるズー。そこへアパートの隣人・エボが現れ、優しく手を差し伸べる。次第に3人での穏やかな日々に居心地の良さを覚え始めたズーは、孤独や弱さと向き合い、自身も少しずつ変わろうとしていくが……。

 今回、主題歌「Together」の日本版カバーソングを歌うアーティストに抜擢されたELAIZAは、本作の監督Siaと同じく、女優業に限らず、映画監督、モデル、アーティストなど幅広いフィールドで才能を発揮している。

 ELAIZAは、本作のオファーを受けたときの印象について「お話が来た時は純粋に嬉しかったです。とても大好きなSiaがまた新しい形で言葉を届けてくれるんだ、というのは本当に幸福な気持ちになりました」と喜びを伝えながら「表現の方法というのは本当に無限にあって、“歌手”や“監督”という言葉は誰かにわかりやすく自分のやっていることを伝えるためにあるのだと思います。気持ちがブレないからこそ、様々な表現に挑戦されるSiaにとても共感しますし、ご自身の人生を元にまるでギフトのような映画を作り上げてくださったことに、いちファンとしてとても感謝しています」と、Siaと同じようにマルチに活動しているアーティストとして共感とリスペクトの気持ちを述べた。

映画『ライフ・ウィズ・ミュージック』ELAIZA Japanese cover MV

 あわせて公開されたのは、ELAIZAの歌声を収録した「Japanese cover MV」。ELAIZAは、Siaの「Together」を日本語でカバーするにあたり「Siaの『Together』には、前に進んでいく、これからを輝きながら生きていくというエネルギーをくれるような言葉がたくさん散りばめられていて、音も気持ちを高ぶらせてくれるハッピーな音が多かったです。その波に乗り遅れないように私なりのメッセージやエネルギーみたいなものもたくさん詰めるようにしました。英語がもつ柔らかさを日本語なりの柔らかさとやさしさ、輝きみたいなところが出たらいいなと思って、そういうところは意識して歌いました。すごく楽しかったです」と、Siaが本作と主題歌に込めた想いを自分なりに解釈し、収録を楽しんだこと振り返る。

 映像では、ELAIZAが歌う「Together」にのせて、心の奥に孤独を抱えた主人公・ズーが祖母の急死により、自閉症の妹・ミュージックと暮らし始めるところから、隣人のエボ(レスリー・オドム・Jr.)や周囲の助けによって徐々に“愛する”ことを知り、自分の居場所をみつけるまでの、数々の喜怒哀楽を切り取った場面が交錯する。

 本作についてELAIZAは「ミュージックの視点で描かれる音楽のシーンはとても新鮮だし、すごく刺激的でした。ズーとエボが対峙するシーンもお気に入りです。なかなか人に伝えられないことを言える心が溶け合う関係になれたところに、自分たちの意図しない瞬間が訪れて、その場面で2人のいじらしさや人間らしさ、大人だけど未熟な部分がみえてきて、とても魅力的でした」と、お気に入りの見どころシーンを熱弁した。

 また、公開に先駆けて、2月13日にTOHOシネマズ 日本橋にて、ELAIZAの登壇イベント付きプレミア上映会の実施も決定した。

ELAIZA コメント

主題歌のオファーが来たときの気持ち

お話が来た時は純粋に嬉しかったです。とても大好きなSiaがまた新しい形で言葉を届けてくれるんだ、というのは本当に幸福な気持ちになりました。表現の方法というのは本当に無限にあって、“歌手”や“監督”という言葉は誰かにわかりやすく自分のやっていることを伝えるためにあるのだと思います。気持ちがブレないからこそ、様々な表現に挑戦されるSiaにとても共感しますし、ご自身の人生を元にまるでギフトのような映画を作り上げてくださったことに、いちファンとしてとても感謝しています。

「Together」のお気に入りの歌詞と、その表現について

Sia の「Together」には、前に進んでいく、これからを輝きながら生きていくというエネルギーをくれるような言葉がたくさん散りばめられていて、音も気持ちを高ぶらせてくれるハッピーな音が多かったです。その波に乗り遅れないように私なりのメッセージやエネルギーみたいなものもたくさん詰めるようにしました。
「再生してスティービーワンダー」
「落っこちる前に聞かなきゃ」
というフレーズは英語でも日本語でもとても心に刺さりました。
私も小さい頃、すがるようにスティービーワンダーの景気の良いサウンドを聴いていたので、懐かしい記憶と共に、忘れてはいけない当時の思いも思い出せて、心がときめきました。英語がもつ柔らかさを日本語なりの柔らかさとやさしさ、輝きみたいなところが出たらいいなと思って、そういうところは意識して歌いました。すごく楽しかったです。

本作のお気に入りのシーンについて

ミュージックの視点で描かれる音楽のシーンはとても新鮮だし、すごく刺激的でした。そして、ズーとエボが対峙するシーンもお気に入りです。なかなか人に伝えられないことを言える心が溶け合う関係になれたところに、自分たちの意図しない瞬間が訪れて、その場面で二人のいじらしさや人間らしさ、大人だけど未熟な部分がみえてきて、とても魅力的でした。

■『ライフ・ウィズ・ミュージック』登壇イベント付プレミア上映会
日時:2月13日(日)14:45開場/15:00舞台挨拶開始/15:35開映
場所:TOHOシネマズ 日本橋
登壇者:ELAIZA
料金:2,100円

■公開情報
『ライフ・ウィズ・ミュージック』
2月25日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
監督・製作・原案・脚本:シーア
出演:ケイト・ハドソン、マディ・ジーグラー、レスリー・オドム・Jr.
配給:フラッグ
原題:Music/2021/アメリカ/107分/カラー/シネスコ/DCP/5.1ch/字幕翻訳:原田りえ/監修:山登敬之 /G
(c)2020 Pineapple Lasagne Productions, Inc. All Rights Reserved.
公式サイト:lifewithmusic.jp
公式Twitter:@lifewithmusicjp
公式Instagram:@lifewithmusicjp

関連記事