松本潤、なにわ男子 長尾謙杜にむちゃぶり!?　思わぬ回答に上戸彩、松嶋菜々子らも笑顔

　松本潤が主演を務めるドラマ『となりのチカラ』がいよいよ1月20日からテレビ朝日系でスタートする。放送に先駆けて1月17日にTOHOシネマズ 六本木ヒルズにて行われた試写会・制作発表記者会見に、主演の松本をはじめ、共演の上戸彩、松嶋菜々子、映美くらら、ソニン、清水尋也、浅野和之、風吹ジュン、長尾謙杜（なにわ男子）が登壇（小澤征悦は体調不良のため欠席）。番組の見どころから撮影現場の様子、さらには久しぶりに共演を果たす松本と松嶋、上戸とソニンが当時を懐かしむ一幕も。終始、笑顔に溢れる会見となった。

　遊川和彦が脚本・演出を手掛ける本作。松本が演じる主人公・中越チカラは隣にいる人を助けたいと思う、思いやりと人間愛に溢れるけれど、ちょっとだけ中途半端な性格。そんなチカラとは対照的にテキパキとした妻・灯（あかり）役を上戸が演じる。物語の舞台は、都内のとあるマンション。12歳の娘・愛里（鎌田英怜奈）と10歳の息子・高太郎（大平洋介）の家族4人がマンションに引っ越してきたところから、同じマンションに住む個性豊かでちょっと“ワケあり”な住人たちと出会いから物語が動き出すーー。新時代の“中腰ヒーロー”中越チカラが、孤独に生きる現代人の心を救う、社会派ホームドラマだ。

　会見では松本から一言ずつ挨拶がスタート。松本は「今回、中越チカラを演じます」と自己紹介し、「僕はテレビ朝日で初めて連続ドラマに出させてもらうことになり」とテレビ朝日での初の連ドラ出演に加えて、「こんなに豪華なみなさんとご一緒できるのをとても光栄に思ってます」と豪華キャスト陣との共演を喜んだ。また作品についても言及し、「遊川さんが書かれたオリジナルのドラマになってます。今まで自分のやったことのないキャラクターを演じているのですごく刺激的だし、オリジナルだからこそどういうふうにキャラクターを作っていくか、始まる前に遊川さんはじめ共演者のみなさんと本読みをしたりする時間を作らせてもらって。その中で一つずつ役を作って、いま大切に演じさせていただいています」と語った。

　また、自身が演じる中越チカラについて、「すごく中途半端でダメな男の役ではあるんですが、そんな中途半端でダメな男が一緒に住んでるマンションの住人におせっかいをやきながら過ごすことでちょっと心があったかくなるようなドラマになっています」とストーリーを交えながら紹介。「観た方が自分の持っている、良心みたいなものを刺激して心があったかくなる、そんなドラマになっていると思う」と続けた。

　チカラの妻・灯を演じる上戸は、「チカラくんは基本的にはいつもお隣さんのことで頭がいっぱいで、優柔不断といいますか、そういう旦那さんを愛おしく思いながらも常に不満を抱えていて」と灯の性格を交えながら紹介し、「いつもイライラしていて眉間にシワを寄せて笑顔が少ない」役どころだと語った。続いて、中越家の隣の住人、小澤征悦演じる木次学の妻・達代役の映美は、「傍から見ると良き奥さん、やさしい母親なんですけど、とっても大きなものを抱えて苦悩しているという役です」と自身の役どころを紹介した。

　ベトナム人のマリア役を演じるソニンが役の口調で挨拶すると、「遊川さんツッコんで」と笑いを誘う一幕も。続いて上条知樹役の清水は遊川や松本を筆頭にステキなキャスト、スタッフに囲まれていると話し「日々勉強させてもらってます」と語った。高校3年生、柏木託也役を演じるなにわ男子の長尾は、風吹演じる柏木清江の孫役。「潤くんと同じマンションの……チカラくんと同じマンションの住人を演じさせていただいてます」と言い直すと、キャスト陣からも笑いがこぼれた。

　「僕、現場に入るときにすごい大きい挨拶でしてしまうので、そっちに引っ張られてしまうこともあるので、遊川さんに『もっと静かに真面目に』って注意されるんですけど、そうやって毎日奮闘しながら頑張ってます」と元気よく挨拶。また初共演となる事務所の先輩・松本とのシーンについても「注目してくださったら嬉しいです！」と続けた。

　マンションの管理人・星譲役の浅野が住人について「住人の方たちはいろいろ悩みとか問題を抱えてまして、非常に面倒な方たちです（笑）」とこぼすと、「とにかく早く出て行ってくれないかな～、困ったな～が私の口癖で、しかし私も皆さんと同じように心に闇と問題を抱えている一人です」と紹介。「笑いあり、涙あり、社会問題もしっかり詰め込んだ大人の作品になっていると思います」と語った。柏木清江役の風吹は「チカラとの出会いで2人が育っていく、成長していく話になっていますので、楽しみに観ていただきたい」と語り、撮影現場についても、「みなさん勢揃いすることが多くて、長い時間を共有することがすごく多いんですが、和やかにいまのところ住んでいます」と明かした。