橋本環奈×上白石萌音×夏木マリ、映画『千と千尋の神隠し』のお気に入りシーンを語る

 日本テレビ系『金曜ロードショー』にて1月7日に放送される『千と千尋の神隠し』。本作の放送に際し、舞台版のキャストである橋本環奈、上白石萌音、夏木マリがコメントを寄せた。

 『千と千尋の神隠し』は、第75回アカデミー賞長編アニメーション映画部門賞受賞、2002年ベルリン国際映画祭金熊賞受賞など、世界中で高い評価を獲得した宮崎駿監督作。

 2022年2月から舞台化が決定している本作。舞台で千尋役を務める橋本と上白石、湯婆婆・銭婆役を務める夏木マリ(Wキャストに朴ロ美)がそれぞれお気に入りのシーンを明かした。

 橋本は「小さい時に印象に残っていたのは、千尋がハクからもらったおにぎりをボロボロ泣きながら食べるシーンです。あのシーンはいつ見ても泣ける! たぶんそういうジブリファンの方は多いんじゃないかなって思います」、上白石は「いくらでも挙げられるくらいいっぱいあるんですけど、結構ささやかですが、すごくお茶目で大好きなのが、“ススワタリ”のシーンです」とそれぞれコメント。

 また、湯婆婆・銭婆を演じた夏木は「私は、湯婆婆と銭婆を演じたのですが、アフレコの時、宮崎監督が私の前で声を聞きながら湯婆婆を描いてくださったんですけど、その時に初めて双子だとわかったんです。その時は銭婆がちょっとスリムだったんですけど、後々に銭婆と湯婆婆が同じ大きさになりました。もう20年前になりますけれどもそんなことも思い出しました」と収録を振り返った。

 なお、視聴者参加型コンテンツ「金曜ロードシアター」では、番組ナレーターで、舞台で湯婆婆・銭婆役も務める朴が初めてリアルタイムで参加する。

コメント

橋本環奈

この質問は今まで何度も受けましたが、毎回答えが違うくらいいいシーンばかりなので、一つだけ選ぶのはすごく難しいんですけど……。
小さい時に印象に残っていたのは、千尋がハクからもらったおにぎりをボロボロ泣きながら食べるシーンです。あのシーンはいつ見ても泣ける! たぶんそういうジブリファンの方は多いんじゃないかなって思います。
それは、千尋の想いに共感するからだと思うんです。見ていて応援したくなりますよね。いきなり異世界に飛んでしまうって心身ともに大変な事は言うまでも無いですが、それでも好奇心が勝ったり、あそこで働くという強さみたいなものを感じるのですが、でも、あのシーンで弱みを吐露するのは、すごく等身大だなって感じて、素敵だなって思いました。

上白石萌音

いくらでも挙げられるくらいいっぱいあるんですけど、結構ささやかですが、すごくお茶目で大好きなのが、“ススワタリ”のシーンです。千尋が初めて釜爺のところを訪ねた時に、ススワタリたちが一生懸命石を運んでいて、千尋が一匹助けてあげると、味を占めた他のススワタリがみんなズルし始めるんですよね。
ああいうところに命を持たせてキャラクターをつけて、すごく人間らしく描いているところが好きですね。ああいう細かいところが全部刺さるからこそ、ジブリって何回も見たくなるんだろうなって思います。あのユーモアは大好きですね。何回見ても笑っちゃいます。

夏木マリ

私が好きなシーンはもう全部なんだけど、やっぱり、千尋が来て最初に名前を取るところが印象的かなと思います。
私は、湯婆婆と銭婆を演じたのですが、アフレコの時、宮崎監督が私の前で声を聞きながら湯婆婆を描いてくださったんですけど、その時に初めて双子だとわかったんです。
その時は銭婆がちょっとスリムだったんですけど、後々に銭婆と湯婆婆が同じ大きさになりました。
もう20年前になりますけれどもそんなことも思い出しました。

※朴ロ美のロは王へんに路が正式表記。

■放送情報
『千と千尋の神隠し』
日本テレビ系にて、1月7日(金)21:00~23:34放送
※40分拡大 ※ノーカット放送
原作・脚本・監督:宮崎駿
音楽:久石譲
声の出演:柊瑠美、入野自由、夏木マリ、内藤剛志、沢口靖子、神木隆之介、菅原文太
(c)2001 Studio Ghibli・NDDTM

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