『青天を衝け』最終回を終えて制作統括よりコメント 「この物語の先を作るのは私たち」
12月26日に最終回を迎えたNHK大河ドラマ『青天を衝け』。全話を終えて、制作統括の菓子浩よりコメントが寄せられた。
本作は、新一万円札の顔としても注目される渋沢栄一を主人公とした、大河ドラマ第60作目。幕末から明治へと、時代の大渦に翻弄され挫折を繰り返しながらも、青天を衝くかのように高い志を持って未来を切り開いた渋沢の姿が描かれた。
最終回の世帯視聴率は関東で11.2%、関西で9.9%を記録。全話の世帯平均視聴率は、関東で14.1%、関西で13.2%だった。
制作統括の菓子は、「幕末から昭和を、これまでにない目線で描く『新しい大河』が生まれたと感じています」と手応えを述べ、「この物語の先を作るのは私たちです。最終回までご覧いただき、本当にありがとうございました」と視聴者に感謝の思いを寄せた。
菓子浩(制作統括)コメント全文
『青天を衝け』、ついに最終回を迎えました。コロナ禍での収録はヒリヒリするような日々でしたが、大森美香さんの力強い脚本を糧に、キャスト、スタッフ、皆で力を合わせて一歩ずつ進んできました。無事に完走することができ感無量です。まさに、快なり! 快なり! です。ご支援いただいた関係者の皆さま、応援いただいた視聴者の皆さまに心より感謝いたします。渋沢栄一は、逆境に陥っても必ず立ち上がり、日本の理想のために走り続けた人でした。そして、吉沢亮さんも、その91年の人生を見事に駆け抜けました。幕末から昭和を、これまでにない目線で描く「新しい大河」が生まれたと感じています。家康さんの言葉通り、この物語の先を作るのは私たちです。最終回までご覧いただき、本当にありがとうございました。
■配信情報
大河ドラマ『青天を衝け』
NHK+にて配信中
出演:吉沢亮、小林薫、和久井映見、村川絵梨、藤野涼子、高良健吾、成海璃子、田辺誠一、満島真之介、岡田健史、橋本愛、平泉成、朝加真由美、竹中直人、渡辺いっけい、津田寛治、草なぎ剛、堤真一、木村佳乃、平田満、玉木宏ほか
作:大森美香
制作統括:菓子浩、福岡利武
演出:黒崎博、村橋直樹、渡辺哲也、田中健二
音楽:佐藤直紀
プロデューサー:板垣麻衣子
広報プロデューサー:藤原敬久
写真提供=NHK