『カムカムエヴリバディ』ロバート役・村雨辰剛のマルチな活躍 庭師、筋肉体操、演技まで
『カムカムエヴリバディ』(NHK総合)第6週から登場したロバート・ローズウッド(村雨辰剛)の存在感が光る。進駐軍の将校であるロバートは、買い物の時に英語が通じず困っているところを安子(上白石萌音)に助けられ出会う。この出会いはのちに、安子が“自身と英語”を改めて考えるきっかけをもたらすことになるのだ。
そんな安子にとって重要な人物であるロバートを演じるのが、村雨辰剛である。実は村雨は、ほとんど演技経験がないまま朝ドラに抜擢された。この事実にも驚くが、さらに注目したいのがそのキャリアである。
実は本業は庭師である村雨。23歳の時に造園業に飛び込み、見習い庭師として日々技術を磨いていた。その後、日本に帰化して村雨辰剛と改名するなど、なかなかドラマチックな人生を歩んでいる。その傍ら、長身と鍛え上げられたボディ、甘いルックスを武器にモデル・タレントとしても活動。筋力トレーニングの指導番組である『みんなで筋肉体操』(NHK総合)に出演したことで村雨の存在を知った人も多いのではないだろうか。さらに『趣味の園芸』(NHK Eテレ)のナビゲーターなど庭師としての知識を活かした仕事もこなしており、まさにマルチという言葉がぴったりだ。
こうした魅力的なバックグラウンドや、磨き上げられた肉体の美しさ、日・英・スウェーデン語のトリリンガルであり、園芸にも長けているというタレント性の高さから、村雨はメディアに取り上げられることが多かった。さらにSNSなどでも「イケメン庭師」として話題になり、バズることもしばしば。役者の経験は少ないものの、実は知る人ぞ知る“話題の人”でもある。