『ハンオシ』坂口健太郎から清野菜名へ“確認”のハグ　あまりに不器用で真面目な百瀬の選択

　明葉の家出、牧原からのライバル宣言、そして最後に確認のハグを経て、ようやく百瀬は自身の本心に気づいたのだろう。しかし、そこで“偽装結婚”の終了を選ぶとは百瀬らしいっちゃ百瀬らしいが、あまりに不器用で真面目だ。元々、「お互いを好きにはならない」というルールの下、兄の妻・美晴（倉科カナ）への不毛な恋の隠れ蓑にしようと始まった偽装結婚だからこそ、自分の気持ちが美晴ではなく明葉にあると気づいた今、その偽装結婚を終わらせることは彼なりのケジメでもあるのだろう。

　しかし、言葉少なな百瀬のことに、その真意は明葉にはなかなか伝わらないだろうし、より一層、2人はすれ違いそうでじれったさが炸裂しそうだ。

　その一方で、美晴への“人に知られてはならない片想い”ではなく、坂口健太郎演じるなりふり構わない“絶賛片想い中の百瀬”が見られるのかと思うと、ここに来てそれはそれで非常に楽しみでならない。

■放送情報
火曜ドラマ『婚姻届に判を捺しただけですが』
TBS系にて、毎週火曜22:00～22:57放送
出演：清野菜名、坂口健太郎、倉科カナ、高杉真宙、深川麻衣、田辺誠一、前野朋哉、中川翔子、笠原秀幸、小林涼子、森永悠希、長見玲亜、岡田圭右、木野花
原作：有⽣⻘春『婚姻届に判を捺しただけですが』（祥伝社『フィール・ヤング』連載中）
脚本：田辺茂範、おかざきさとこ
演出：金子文紀、竹村謙太郎ほか
プロデューサー：松本明子、那須田淳
編成：宮崎真佐子（※「崎」は「たつさき」が正式表記）
製作：TBSスパークル、TBS
(c)TBS