bloodthirsty butchersのドキュメンタリー映画 『kocorono』3週間限定再公開決定

 2011年に公開となった、北海道出身のバンドbloodthirsty butchers(ブッチャーズ)のドキュメンタリー映画『kocorono』が、デジタルリマスターを施した新たなマスターにて11月12日から12月2日まで、シネマート新宿にて公開されることが決定した。

 2021年はバンド結成35周年、映画のタイトルの元となったバンドの代表作、アルバム『kocorono』の25周年であり、バンドの初ライブの日、1986年11月14日からちょうど35年となる11月14日をまたぐ日程での公開となる。

 1986年札幌で結成以来、日本屈指のロックバンドとして君臨し続けたbloodthirsty butchersは、吉村秀樹という圧倒的で絶対的な存在を中心に、常に揺れ動くメンバーの思い、あたかも倒れそうな独楽の様になりながらも回り続けるバンド。拾い集められたメンバーそれぞれの吐露は、一方で語られる彼らの偉大さや尊敬を自ら否定していく。本作では、退路を断ち、ロックに身を捧げることを選択した個によって成り立つ特別な運命共同体=バンドの、存在し続けることの奇跡を映し出す。

 監督を務めたのは、『77BOADRUM』『山口冨士夫/皆殺しのバラード』の川口潤。バンド内に起きている紛れもない不協和音に正面から向き合い、張り詰めた緊張感をカメラにおさめた。

 10年ぶりの再上映に際しては、元々デジタルで撮影された本編マスターを監督監修のもと色補正などを行うグレーディング作業を実施。その作業は作品の改変や色の変更は一切ない、映画館で上映されるフィルム作品に近い質感を得るためのリマスターで、10年前の上映素材はDVCAMやBlu-rayが使われていたが、このたびのリマスターにより本作初のDCP素材での上映となることとなった。

 また、2021年11月14日、ブッチャーズの結成35周年を記念して、「bloodthirsty butchers since1986」と題した展示が決定。1986年から彼らが歩んだ軌跡を象徴するメモラビリアの一部、ライブのフライヤー、アルバムの発売告知ポスター、ジャケットに使われた原画などがライブハウスである新代田FEVER内のPOOTLEで展示される。開催期間は11月11日から 11月21日まで。

■公開情報
『kocorono』
11月12日(金)〜12月2日(木)3週間、シネマート新宿にて公開
主演:bloodthirsty butchers(吉村秀樹、射守矢雄、小松正宏、田渕ひさ子)
出演:中込智子、谷口健、SEIKI、ヒダカトオル、上原子友康、蛯名啓太、小磯卓也
監督:川口潤
音楽:bloodthirsty butchers
製作:長谷川英行、近藤順也、渡邊恭子
配給:キングレコード 
(c)2010 kocorono 製作委員会
公式サイト:http://www.w-lab.jp/movie-site/kocorono-movie/indextop.html
公式Twitter:https://twitter.com/kocorono_film

■開催情報
「bloodthirsty butchers since1986」
11月11日(木)~11月21日(日)
場所:POOTLE(新代田FEVER内)
時間:平日17:00-23:00/土日祝12:00-22:00
(自治体の要請などにより、営業時間が変更とある場合があり)
※入場無料

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