ベネディクト・カンバーバッチ主演 Netflix映画『パワー・オブ・ザ・ドッグ』12月配信へ

 映画『パワー・オブ・ザ・ドッグ』を12月1日よりNetflixにて独占配信されることが決定。あわせて初映像とキービジュアルが公開された。

 本作は、『ピアノ・レッスン』(1993年)でカンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞、同作でアカデミー賞脚本賞受賞を誇る名監督ジェーン・カンピオンの最新作。映画作品としては、2010年日本公開の『ブライト・スター いちばん美しい恋の詩』以来、約11年ぶりの監督作となり、今年のヴェネチア国際映画祭の出品作に選出された。主演は、『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』(2015年)でアカデミー賞主演男優賞ノミネート、『ドクター・ストレンジ』(2017年)『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019年)など出演のベネディクト・カンバーバッチが務め、サム・ライミ監督の『スパイダーマン』シリーズなどのキルステン・ダンストらが出演。また、『もう終わりにしよう。』(2020年)のジェシー・プレモンス、『X-MEN』シリーズのコディ・スミット=マクフィーが脇を固める。

 1920年代のアメリカ・モンタナ州を舞台に、周りの人々に恐怖と畏怖を与えるカリスマ的な牧場主フィル・バーバンク(ベネディクト・カンバーバッチ)と、その弟ジョージ(ジェシー・プレモンス)、そしてジョージの妻ローズ(キルステン・ダンスト)らを巡る、絡み合う緊迫した関係をリアルに描く。

 大牧場主のバーバンク兄弟はある日、地元の未亡人ローズと、その息子ピーター(コディ・スミット=マクフィー)と出会う。その後、ジョージはローズの心を慰めて彼女と結婚
し、家に迎え入れることに。これにショックを受けたフィルは、すべてを壊そうと、残忍で執拗な攻撃を仕掛ける。しかし、とある事件をきっかけに、そんな残酷な男フィルにも、人を愛することの可能性が芽生えていくことにーー。

Netflix 映画『パワー・オブ・ザ・ドッグ』

 公開された映像では、残忍で執拗な男フィルの不気味な口笛が常に響き渡る中、“不穏”に満ち溢れたシーンが印象的に描き出される。ローズやピーターに向けられたフィルの敵意は、直接的な暴力ではないからこそタチが悪く、彼女たちをジワジワと追い詰めていく。そんな非道な感情がやがて思わぬ展開へと向かっていく中で、フィルに訪れる“ある変化”とは。

 あわせて公開されたキービジュアルも、ドラマ『SHERLOCK(シャーロック)』の自己中心的な天才名探偵シャーロック・ホームズ、『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』のひねくれ者の数学者アラン・チューリング、外科医の経歴を持つ上から目線の最強魔術師“ドクター・ストレンジ”など一癖あるキャラクターを数々演じてきたカンバーバッチが新たに挑む、“カンバーバッチ史上最大級にヤバい男”フィルの姿が垣間見える。

 また、本作は11月より日本の一部劇場にて公開も予定されている。

■配信情報
Netflix 映画『パワー・オブ・ザ・ドッグ』
12月1日(水)より独占配信開始
監督・脚本:ジェーン・カンピオン
原作:トーマス・サヴェージ 『パワー・オブ・ザ・ドッグ』
出演:ベネディクト・カンバーバッチ、キルステン・ダンスト、ジェシー・プレモンス、コディ・スミット=マクフィー

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