『おかえりモネ』百音めぐる三角関係勃発? 余裕の菅波と眉曇らせる亮の真意

 朝岡(西島秀俊)の後任になった莉子(今田美桜)は、本番でミスを連発してしまう。リハーサルでいまいちだった百音(清原果耶)は、終始落ち着いた様子で中継を乗り切った。

 『おかえりモネ』(NHK総合)第72話で、腹立ちが収まらない莉子は百音にイライラをぶつける。そんな莉子に百音は炭酸飲料を差し出す。莉子のスタジオデビューは残念な結果に終わったが、内田(清水尋也)によると「怪我の功名」でSNSの注目を浴び、トレンド1位に。「明日は絶対負けないから」と宣言し、入念なチェックを繰り返す莉子であった。

 朝岡という大黒柱が抜けて、野坂(森田望智)と4人で番組に臨むウェザーエキスパーツ気象班。「気象予報はチーム戦」のスローガンを確認し、一致団結する姿が頼もしい。朝岡は嬉しいだろう。自分が声をかけて連れてきた社員が、こんなに立派に育って気象報道の第一線を担っているのだから。後輩たちを見つめる朝岡の満ち足りた表情が印象に残った。

 百音のテレビ出演は大きな反響を呼び、一部には熱狂的な反応を巻き起こした。亜哉子(鈴木京香)は「帰ってきたら、島中の船に大漁旗がかかるわよ」と故郷・亀島の様子を伝える。耕治(内野聖陽)は職場で自慢しすぎて電源が切れ、オート再生モードに移行。「さっきからずっと、あなたの録画エンドレスで見てる」。前週、百音が東京で頑張っていることを陰ながら喜んでいると打ち明けたが、あらためて耕治の親バカっぷりには感心する。

 同級生たちの反応は明日美(恒松祐里)経由で届く。仙台でつるんでいる三生(前田航基)と悠人(高田彪我)は、酒が入っているのかテンションがあやしい。三生はバンドマンからラッパーに転身しており、フリースタイルを期待したが今回はお預け。その頃、登米では森林組合の皆さんが、顔をぎゅうぎゅうに寄せ合って菅波(坂口健太郎)のスマホを凝視していた。気にしているのは若い2人の関係。「大丈夫です。週末会いますから」と余裕の表情で立ち上がる菅波。前日「くそ度胸ありますね」で話題をかっさらっただけに、今度こそやり遂げてくれるはずだ。

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