ケヴィン・ファイギ、『シャン・チー』シム・リウとディズニーCEOの騒動についてコメント
マーベル・スタジオの社長ケヴィン・ファイギが、『シャン・チー/テン・リングスの伝説』主演のシム・リウがディズニーのCEOボブ・チャペックに反論したことについて述べた。
8月12日、ディズニーのチャペックは投資家向け説明会で、『シャン・チー/テン・リングスの伝説』と『フリー・ガイ』を、『ブラック・ウィドウ』、『クルエラ』、『ジャングル・クルーズ』で実施したディズニープレミアアクセス配信にするのではなく、劇場独占公開にしたことについて問われ、『シャン・チー』は45日間しか劇場独占公開期間がないため「興味深い実験になる」と述べ、さらに「45日間の劇場公開後にマーベル作品を配信する試みは、今後の我々の作品に関する動きに役立つ新たなデータポイントとなるでしょう」と語っていた。
それを受けて主演のシム・リウは、8月14日にTwitterで反論。「僕たちは実験ではない。僕たちは過小評価された弱者だ。僕たちは目に見えない障害を打ち破る者だ。困難な時期を乗り越え、文化と喜びを守る祝福である。僕たちはサプライズだ。(『シャン・チー』公開日である)9月3日に歴史を作るために気合十分だ。みんなも協力して」
ファイギは、現地時間8月16日に米ロサンゼルスで行われた本作のワールドプレミアで、シム・リウのツイートについて、「彼はシャイな性格ではないし、あのツイートで皆が誤解した部分があるように思う。あのツイートは意図したものではないけれど、私たちは、成功に向けて常に万全な状態で臨み、最高の映画を作るためにたくさんの創造性と予算を惜しみなく使ってきました」と語った。