大石規湖監督が自ら制作 ドキュメンタリー映画『fOUL』予告編公開

 9月24日より公開される映画『fOUL』の予告編が公開された。

 本作は、1994年から2005年まで活動、現在休憩中のバンド、fOUL(ファウル)を記録したドキュメンタリー。fOULは、90年代初頭にUSパンク/ハードコア直系のサウンドで日本の音楽シーンに新境地を切り開いたバンド、BEYONDSの谷口健(Vo./G.)、大地大介(D.)が1994年、札幌ハードコア出身の平松学(B.)を誘い3人で結成されたバンド。4枚目のフルアルバム発表後の2005年、fOULは突如休憩を表明し、以後16年が経過、バンドは蘇生することなく現在に至っている。

 監督を務めたのは、音楽レーベルLess Than TVの魔力に迫った『MOTHER FUCKER』、パンクロックバンドthe原爆オナニーズを描いた『JUST ANOTHER』に続き、これが長編3作目となる大石規湖。各所に散らばっていたアーカイブ素材を発掘、ライブ映像を中心にバンドと音楽のみが存在する、観る映画であり、聴く映画であり、ライヴを体感する映画としてまとめ上げた。音楽のミックスは、fOULやeastern youthのライヴのPAを担当する今井朋美の監修のもと、元eastern youthのベーシスト二宮友和が手がけている。

『fOUL』予告編

 公開された予告編は監督が自ら制作したもの。ボーカル谷口健による「“砂上の楼閣”久々にワンマンを遂行させていただきます」という言葉から予告編は始まる。だが、次の瞬間「ヒットでもない、ホームランでもない」というテロップが表示され、バンドのライヴ映像が映るものの観客の拍手が聞こえると思いきや無音になる。その後も谷口による言葉が聞こえ、各メンバー紹介のテロップが入るものの、不安を呼び起こさせる作りとなっている。そして、fOULの音は聞こえないまま、「ファウルが始まります」という言葉とともに観客の拍手で終わる。

 また、映画『fOUL』の公式Twitterアカウント(@fOULfILM)では、企画「#fOULと私」を実施中。本作の劇場公開が情報発表されると、fOULに対する思い入れ、fOULにまつわるエピソードをファンが続々とツイートするのを受け、熱を帯びたコメントの数々が流れてしまうのがあまりに惜しいという製作側の意向により、「#fOULと私」のタグを付けた投稿を本作のオフィシャルサイトまたはパンフレットに掲載することとなった。目安として8月下旬までに投稿されたツイートの中からアーカイブされる。詳細は『fOUL』公式Twitterアカウントにて。

■公開情報
『fOUL』 
9月24日(金)より、シネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国順次公開
出演:谷口健、平松学、大地大介
監督・撮影・編集:大石規湖
音楽:fOUL
音楽ミックスエンジニア:二宮友和
音楽ミックス監修:今井朋美 
宣伝:椎名宗之
製作:長谷川英行
製作総指揮:村上潔
企画・制作:長谷川英行、大石規湖 
配給:キングレコード
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公式サイト:fOUL-fILM.com 
公式Twitter:@fOULfILM 
公式Facebook:@foulfilm20210924 

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