『おかえりモネ』百音と菅波先生またもニアミス　すれ違う二人にすーちゃんからツッコミ？

　人と人が出会う確率は時間と空間の関数だ。前回、昼夜逆転で彼氏と続かないと莉子が話していたが、 “すーちゃん”こと明日美（恒松祐里）は午後8時に寝てしまう百音を「すれ違いカップルみたい」と表現。「恋愛は距離だよ。そばにいることが一番大事なの」と持論を語る明日美にとって、たくさんの思い出を重ねた亮（永瀬廉）のことは、距離を隔てることで少しずつ過去の出来事になっているようだ。

　いま亮に一番近いのは地元にいる未知（蒔田彩珠）で、同じ海を見ている2人はお似合いのカップルに見える。しかし、姉で幼なじみの百音には違う部分も見えていた。「なんか似てる」亮と「ちょっと頑張りすぎてる」未知のことが、百音は気になるのだ。距離が近いことが必ずしも何かの解決にはなるわけではない。それでも「一緒にいることで気持ちが楽になるなら」、いまの未知と亮にはそういう時間も必要かもしれない。

　恋愛トークで盛り上がる中、かんじんの百音の異変にまっさきに気付いたのは明日美。「隠してるだけ？　ずる！」「理想が高すぎるとか？」「はっ、いるな」「え、誰？　待って、どこの人？」「その人追っかけて、東京出てきたとか」。ほぼ正解、全的中。親友、恐ろしすぎる……。まる1話分引っ張った風呂場の物音も正体がわかりそうで、ホラーな同居生活はこれからが本番である。

■放送情報
NHK連続テレビ小説『おかえりモネ』
総合：午前8:00〜8:15、（再放送）12:45〜13:00
BSプレミアム・BS4K：7:30〜7:45、（再放送）11:00 〜11:15
※土曜は1週間を振り返り
出演：清原果耶、内野聖陽、鈴木京香、蒔田彩珠、藤竜也、竹下景子、夏木マリ、坂口健太郎、浜野謙太、でんでん、西島秀俊、永瀬廉、恒松祐里、前田航基、高田彪我、浅野忠信ほか
脚本：安達奈緒子
制作統括：吉永証、須崎岳
プロデューサー：上田明子
演出：一木正恵、梶原登城、桑野智宏、津田温子ほか
写真提供＝NHK