『おかえりモネ』菅波先生の返信メールに百音がモヤモヤ? 未知と亮の現状も
気象情報会社に正式採用となった百音(清原果耶)は、いよいよ気象予報士として働き始めることに。NHKの連続テレビ小説『おかえりモネ』が第11週初日を迎え、百音は緊張した面持ちで本当の初出社を迎えた。
東京に来て2日目の夜。仙台の強風のニュースを振り返る百音は、上京してきた幼なじみの明日美(恒松祐里)に「そもそもさ、モネは少し私たちのこと心配しすぎじゃない?」と言われてしまう。眠れない百音は、自身が朝岡(西島秀俊)に伝えた「私がこの仕事で守りたいのは自分の大切な人たちなんです」という言葉を思い出していた。
その時、菅波(坂口健太郎)からメールの返事が。百音は菅波に、東京へ来たこと、採用されたこと、気象の仕事への思いを伝えたのだが、菅波の返事は「がんばってください」とそっけない。「これだけ?」と驚く百音も、一旦は「まあ、先生ならこんなもんか」と納得する。だが、しばらくして、百音は「長文送りつけた私がめちゃめちゃ恥ずかしいんですけど」とつぶやく。菅波の返事にモヤモヤする自分に「恥ずかしい?」「何で?」と問いかける百音はどこか愛おしい。
初出社の日。スーツを着た百音の表情は、気象の仕事に関われる喜びと緊張を感じさせる。百音は野坂(森田望智)から、ウェザーエキスパーツ予報業務部の3つの部門、報道気象班、交通気象班、流通気象班について説明を受ける。気象予報士の仕事は、ニュースや情報番組で天気予報を伝えるだけではない。商社や食品会社などと提携し、事業を安全に、かつ利益をより多く上げられるよう気象情報を提供する仕事もある。野坂の解説は、百音だけでなく視聴者にも、さまざまな業種と深い関わりを持つ気象予報の魅力を伝えたに違いない。
百音は報道気象班に配属されることになった。これから、神野(今田美桜)、内田(清水尋也)、そして朝岡とともに朝のニュース番組の気象コーナーの制作を担当することになる。
第11週初日は、百音が気象予報の仕事で守りたい人たちへの思いや菅波への複雑な思い、気象情報会社の仕事内容、未知(蒔田彩珠)と亮(永瀬廉)の現況が伝えられ、また物語の終わりには下宿先の銭湯に不審な物音と人影が……と気になることが盛りだくさんの回だった。きっとこれらの要素は少しずつ展開していき、物語の重要な鍵になることだろう。
■放送情報
NHK連続テレビ小説『おかえりモネ』
総合:午前8:00〜8:15、(再放送)12:45〜13:00
BSプレミアム・BS4K:7:30〜7:45、(再放送)11:00 〜11:15
※土曜は1週間を振り返り
出演:清原果耶、内野聖陽、鈴木京香、蒔田彩珠、藤竜也、竹下景子、夏木マリ、坂口健太郎、浜野謙太、でんでん、西島秀俊、永瀬廉、恒松祐里、前田航基、高田彪我、浅野忠信ほか
脚本:安達奈緒子
制作統括:吉永証、須崎岳
プロデューサー:上田明子
演出:一木正恵、梶原登城、桑野智宏、津田温子ほか
写真提供=NHK