新木優子がヒロイン役として愛される理由 『ボクの殺意が恋をした』で真骨頂を発揮?
女優の新木優子が、7月4日から放送される読売テレビ・日本テレビ系連続ドラマ『ボクの殺意が恋をした』で、ヒロインの漫画家・鳴宮美月役で出演する。これまでもヒロイン役として数々の作品に出演してきた新木だけに、本作での演技も期待がかかる。
2016年に『ラブラブエイリアン』(FOD)で連続ドラマ初主演を果たし、長編映画初主演となった『風のたより』や『インターン!』など、等身大の女性が思い悩み成長していく姿を数多く演じている新木だが、中でも2018年のカネボウ「スイサイ」WEBドラマ春編「毎日、ていねいに」でのウェディングプランナー役は、職場の人間関係に悩む姿を描いた誰もが経験するような内容と、リアリティある自然な演技を見せている。
新木は同世代抜群の落ち着いた雰囲気のある女優だと思うが、それだけに周りの時間とは違う孤独の雰囲気を出すのが巧く、彼女は今何を思っているのか視聴者の目線を釘付けにする吸引力もある。人がちょっとしたことで救われ成長する、新木の等身大の演技が共感を得る理由が分かる作品だ。
『ボクの殺意が恋をした』は、殺し屋の主人公・男虎柊(中川大志)が、暗殺のターゲットである、漫画家の鳴宮美月(新木優子)を、持ち前の間の悪さから助けてしまい、殺すどころか恋に落ちてしまう話。美月は、クールビューティーで気が強く、しかも大きな秘密を抱えており、その秘密が後々に大きな波紋を呼んでいくという、徐々に心が垣間見えてくるキャラも、新木がもっとも得意とするところ。