南沙良、『ドラゴン桜』で女優としての成長を実感 早瀬菜緒役は「自分と一番遠い存在」
毎週日曜21時よりTBS系で放送されている日曜劇場『ドラゴン桜』。2005年7月期に金曜ドラマ枠で放送され、社会的ブームを巻き起こした『ドラゴン桜』の続編となる新シリーズで、週刊漫画誌『モーニング』(講談社)にて2018年から連載されていた三田紀房による『ドラゴン桜2』が原作となっている。
今回、リアルサウンド映画部では、東大専科の一員として、東大合格を目指す生徒の1人、早瀬菜緒を演じる南沙良にインタビュー。役柄と自身の共通点や、初参加となる日曜劇場の現場の空気について話を聞いた。(編集部)【インタビューの最後には、サイン入りチェキプレゼント企画あり】
「自分の中で一番明るい部分を引っ張り出している」
――今作が民放連続ドラマ初出演となります。
南沙良(以下、南):現場の雰囲気もものすごくいいですし、今のところ戸惑いもなく、スムーズにやれていると思います。
――早瀬菜緒役を演じる上で、意識していることを教えてください。
南:私自身、菜緒とは性格が正反対なので、自分の中で一番明るい部分を引っ張り出しているというか(笑)。明るくて、純粋で、無邪気な普通の女子高生なので、やりがいも感じつつ、難しさも感じつつ、頑張っています。
――ご自身とは遠いキャラクターなんですね。
南:私も内面は普通に明るいと思うんですけど、顔に出ないみたいで。「暗いね」とか言われることが多いので、周りにはそう見えているのかなと(笑)。
――そのような役柄に決まった時の率直な気持ちは?
南:すごく驚きました。自分と一番遠い存在だと思っていたので、「私が菜緒をやるんだ」という驚きが大きかったですね。明るい役は今までやったことがなかったので、やってみたいと思いました。
――クランクイン前には不安に思うこともあったと思います。撮影を重ねる中で、役は掴めましたか?
南:実際に撮影に入って、不安は解消されつつあります。役は掴めたというより、少しずつ慣れてきている感じですかね。
――映画では影のある役が多かったと思いますが、明るい役を演じるほうが気持ちの面では楽、ということはあるのでしょうか?
南:自分の中では「菜緒はこういうものだ」っていうイメージがしっかりあるんですけど、そこに近づける技術を持っていないので、そこを悩みつつ……。影のある役のほうが共感できる部分というか、自分と重なる部分がはっきりと見えるのでやりやすいんです。
――話し方も普段と違う?
南:まったく違いますね。イマドキの方が使う言葉だなと思っています(笑)。
――なかでも、特に自分との違いを感じるところは?
南:違いは常に感じています。菜緒は思ったことをすぐに口に出す子だけど、私は思ったことをあまり言わないほうなので、「こういう子いるな~」って思いながら演じています。どちらかというと、私があまり話したことがないタイプです。
――演出は、これまでに数々の日曜劇場を手掛けてきた福澤克雄監督です。
南:あまり深くはお話しできていないんですけど、でも、福澤監督だからこそ良い緊張感があるというか、みんなの気が引き締まります。
――今作では、新しい経験もたくさんあるかと思います。
南:同世代の方とお芝居をする機会があまりなかったので、そういう部分でも刺激になっていますし、本当に錚々たる方々と一緒にお芝居させていただくことで、女優としても成長しているんじゃないかなと思います。