『おかえりモネ』高田彪我、朝ドラデビューで注目集まる 月9での女装男子役からの成長

 清原果耶がヒロインを務めるNHKの連続テレビ小説『おかえりモネ』の第3週「故郷の海へ」では、清原演じる百音の幼なじみメンバーが登場。その中の1人が、高田彪我演じる早坂悠人だ。甘いマスクで、歌手としても活躍している高田だが、連続テレビ小説に出演するのは本作が初めて。今後、『おかえりモネ』出演を経て、演技の道をさらに広げることになるかもしれない。

 今週は百音がお盆に、登米から気仙沼の実家に帰省する話で、生まれも育ちも亀島で、中学の吹奏楽部で共に過ごしたメンバーが集合。漁師になった及川亮(永瀬廉)、保育園からいつも一緒の野村明日美(恒松祐里)、寺の息子の後藤三生(前田航基)、そして電車オタクで“撮り鉄”の早坂悠人(高田彪我)の幼なじみのメンバーが再会する。百音が音楽を諦めた理由や、それぞれの人生を歩む幼なじみたちの悩みが明らかになっていく。

 高田は、北村匠海や佐野勇斗など、スターダストプロモーションに所属する若手男性俳優・タレントで構成されたアーティスト集団「EBiDAN」(エビダン/恵比寿学園男子部)に配属され活動を開始。2014年にメンバーである田中雅功と中学生フォークデュオを結成し、「さくらしめじ」としても音楽活動をしている。

 高田の俳優としての始まりは、2015年のフジテレビ系の月9ドラマ『5→9~私に恋したお坊さん~』で、石原さとみ演じる英会話講師に恋をする高校生役でのドラマ初出演だろう。女装男子の役で、本当に女子かと思わせるルックスに、放送当時は大きな反響を呼んだ。実際にまだそこまでキャリアがない高田がこの役に抜擢されたのも、オーディションでの完璧な女装ぶりゆえとのことで、「さくらしめじ」でも草食系男子というキーワードで活動していたその中性的魅力が俳優でも活かされていた結果だったように思う。ここ最近では、「EBiDAN」の総合エンタテインメントプロジェクトの1つとして作られたドラマ『FAKE MOTION -卓球の王将-』(日本テレビ)にも出演。すっかり大人になった高田の姿が見られ、今回の演技力が試される朝ドラ抜擢で、同世代役者との共演でデビュー当時とは違う演技を見せるのか注目される。

 『おかえりモネ』での幼なじみメンバーの中では、漁師でワイルドな風貌の亮、コメディリリーフ的存在のムードメーカー・三生と比べて、高田演じる早坂悠人は真面目でまとめ役のイメージ。高田の清潔感あるルックスにもピッタリの役柄と言える。どこか以前に同じ朝ドラ『なつぞら』に出演していた山田裕貴に近しい雰囲気を感じさせる。

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