G・マッケイが反逆者に 『トゥルー・ヒストリー・オブ・ザ・ケリー・ギャング』予告編
6月18日公開の映画『トゥルー・ヒストリー・オブ・ザ・ケリー・ギャング』の予告編と新場面写真が公開された。
腐敗した権力に屈することを拒否し、兄弟や仲間たちと“ケリー・ギャング”を結成、国中にその名を轟かす反逆者となったネッド・ケリー。本作は、これまで英雄としてのみ語られていたケリーを、悲惨な境遇から抜け出そうと、苦悩し、怒り、闘う、ひとりの若者として描き出したピーター・ケアリーのブッカー賞受賞同名原作を映画化したもの。『アサシン クリード』のジャスティン・カーゼルが監督を務めた。
かつて、『太陽の果てに青春を』でミック・ジャガーが、『ケリー・ザ・ギャング』で故ヒース・レジャーが演じたネッド・ケリーを、本作ではジョージ・マッケイが継承する。母親が幼いネッドを売り渡すブッシュレンジャー(盗賊)のハリー・パワーをラッセル・クロウ、ネッドに屈折した想いを寄せ執拗に追い詰める警官のフィッツパトリックをニコラス・ホルト、ネッドの家族に横暴を尽くすオニール巡査部長をチャーリー・ハナムが演じる。
予告編は、19世紀の荒廃したオーストラリアの大地で、マッケイ演じる、貧しいアイルランド移民の子ネッド・ケリーが銃の撃鉄を起こしどこかへと向かう姿から始まる。母から、山賊(ラッセル・クロウ)に売り飛ばされた幼きネッドはやがて成長し、無実の罪で反逆者へと仕立てられていく。横暴な警官たちからは「君たちが苦しむのを見たい」「逮捕するしかない」と脅され、母まで投獄された末に、ネッド率いる四角い鉄兜をかぶった反逆者集団「ケリー・ギャング」が誕生する。なお、予告編後半では、マッケイをはじめとした、ケリー・ギャングを演じる4人の役者たちで、映画の役作りのためだけに結成されたパンクバンド、FLESHLIGHTの楽曲が使用されている。
■公開情報
『トゥルー・ヒストリー・オブ・ザ・ケリー・ギャング』
6月18日(金)より、渋谷ホワイトシネクイント、新宿シネマカリテほか全国順次ロードショー
監督・製作:ジャスティン・カーゼル
脚本:ショーン・グラント
原作:ピーター・ケアリー
製作:リズ・ワッツ、ハル・ヴォーゲル
撮影:アリ・ウェグナー
音楽:ジェド・カーゼル
出演:ジョージ・マッケイ、ニコラス・ホルト、ラッセル・クロウ、チャーリー・ハナム、エシー・デイヴィス、ショーン・キーナン、アール・ケイヴ、トーマシン・マッケンジー
配給:アット エンタテインメント
後援:オーストラリア大使館
2019年/オーストラリア=イギリス=フランス/英語/125分/ビスタサイズ/原題:True History of the Kelly Gang/PG-12
(c)PUNK SPIRIT HOLDINGS PTY LTD, CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION, ASIA FILM INVESTMENT GROUP LTD AND SCREEN AUSTRALIA 2019
公式サイト:kellygangjp.com