アート作品になった男が辿る“数奇な運命” オスカーノミネート『皮膚を売った男』今秋公開

 映画『The Man Who Sold His Skin(英題)』が、『皮膚を売った男』の邦題で今秋公開されることが決定した。

 第77回ヴェネチア国際映画祭オリゾンティ部門で男優賞を受賞、第33回東京国際映画祭でも正式出品された本作。第93回アカデミー賞国際長編映画賞にもチュニジア代表としてノミネートされた。

 難民のサムは、大金と自由を手に入れる代わりに現代アートの巨匠からあるオファーを受ける。それは背中にタトゥーを施し彼自身が“アート作品”になることだった。美術館に展示され、世界を自由に行き来できるようになったサムは国境を越え離れ離れになっていた恋人に会いに行くが……。矛盾に満ちた世界の在り様をユーモアを交えて描く。

 本作でヴェネチア国際映画祭オリゾンティ部門男優賞を受賞したヤヤ・マヘイニが出演するほか、『007 スペクター』『オン・ザ・ミルキー・ロード』のモニカ・ベルッチ、『Uボート:235 潜水艦強奪作戦』のケーン・デ・ボーウらが脇を固める。『Beauty and the Dogs(映画)』でカンヌ国際映画祭ある視点部門音響賞を受賞したカウテール・ベン・ハニアが監督を務めた。

■公開情報
『皮膚を売った男』
今秋、Bunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開
監督:カウテール・ベン・ハニア
出演:ヤヤ・マヘイニ、ディア・リアン、ケーン・デ・ボーウ、モニカ・ベルッチ、ヴィム・デルボア
配給:クロックワークス
2020年/104分/チュニジア・フランス・ベルギー・スウェーデン・ドイツ・カタール・サウジアラビア/アラビア語、英語、フランス語/英題:The Man Who Sold His Skin/仏題:L'Homme Qui Avait Vendu Sa Peau
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公式サイト:hifu-movie.com

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