中国の3DCGアニメーション映画『ナタ転生』2月26日公開へ アクション満載の予告編も

 中国の制作スタジオ・追光動画が4年の月日を費やして制作し、アヌシー国際アニメーション映画祭ではWIP部門にノミネートされた3DCGアニメーション映画『ナタ転生』が2月26日に公開されることが決定した。

 本作は、中国人から愛されている神・ナタが「現代に生きていたら?」という考えをベースに、東洋の美学とナタが持つ反骨精神の“パンク要素”を融合させるとともに、追光動画が最新の3DCG技術で描いたアニメーション映画。中国国内のSNSでは映画関連話題閲覧数が7.8億回を記録し、ニュースが出るたびにWeiboやBiliBiliでもトレンド上位にランクインしている。

 ナタとは、中国『封神演義』に登場し、3000年以上前の世界で絶大な権力を持つ一族・東海龍王の息子・三太子に歯向い死闘を繰り広げ、勝利したほどの強い魔力を持つ7歳の少年神。しかし、息子を殺され激怒した東海龍王が「町の百姓たちの命が惜しければ、自らの死で罪を償え」と卑怯な脅しを行い、ナタは百姓たちを守るため自ら命を絶つ。このことから、中国人にとっては“定められた運命に屈することなく、権力にも負けない不屈の精神を持っている少年神”として親しまれる一方、わがままで自由人な一面もありパンク精神を持ち合わせている悪ガキとしても有名だ。

映画『ナタ転生』予告編

 本作は、ナタがバイク好きの好青年・李雲祥に転生したところから物語が始まる。あわせて公開された本予告では、革ジャンを羽織り、バイクで縦横無尽に駆け回る、現代的でスタイリッシュな雲祥の様子が映し出される。しかし、東海龍王の息子・三太子の生まれ代わりである三公子が、ナタに前世で殺された恨みを晴らそうと雲祥の命を狙い始めることで、仲間たちも次々と危険にさらされ、市民をも巻き込む決死の戦いに発展していく。

 なお、本作の中国での公開は2月12日を予定しており、中国アニメーション映画史上、最速での日本公開となる。

■公開情報
『ナタ転生』
2月26日(金) TOHOシネマズ 池袋・上野ほか順次公開
監督:ZHAO Ji(趙霽)
脚本:MU Chuan(沐川)
プロデューサー:LU Xi(路晞)
出演:YANG Tianxiang(楊天翔)、ZHANG He(張赫)、XUAN Xiaoming(宣暁鳴)、LI Shimeng(李詩萌)
制作:追光人動画設計(北京)有限公司
原題:『新神榜:哪吒重生』(New Gods:Nezha Reborn)
配給:チームジョイ
2021年/中国/中国語/日本語字幕/DCP/カラー/117分
(c)Light Chaser Animation Studios
公式サイト:www.nezha.jp

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