篠原ゆき子、『相棒season19』にレギュラー出演決定 捜査一課に紅一点が加入

 毎週水曜日にテレビ朝日系で放送中のドラマ『相棒season19』。初回拡大スペシャル「プレゼンス」で初登場した篠原ゆき子演じる女性警察官・出雲麗音がレギュラー出演することが決定した。

 本作は、2000年に土曜ワイド劇場の作品として放送を開始して以来、多くの人々に愛され、国民的ドラマへと成長を遂げた『相棒』シリーズ最新作。水谷豊と反町隆史演じる杉下右京&冠城亘コンビも6シーズン目に突入する。

 警視庁交通機動隊(俗に言う“白バイ隊員”)として職務に励んでいた麗音はある日、仮想国家「ネオ・ジパング」に関連した事件に巻き込まれ、銃撃を受けて瀕死の重傷を負う。なんとか一命は取り留めるものの、交通機動隊への復帰は困難と見なされ、異動に。本人の希望、そして警視庁の上層部の“意向”も反映され、異例ながら捜査一課へと配属されてくる。

 “男社会”である捜査一課に女性が加入してくることに、内村刑事部長(片桐竜次)をはじめとした面々は苦い表情。伊丹憲一(川原和久)、芹沢慶二(山中崇史)両刑事に、暗にいびるように命じたり、さっそく芹沢が麗音をパシリに使ったりと簡単には歓迎ムードとならない様子が描かれた。

 レギュラー出演が決定した篠原は「(『相棒』レギュラー出演を)電話で聞いた後、しばらくは事態が把握できず、やっと把握してうれしく思った30分後には緊張で手が震えていました」と感情のアップダウンが激しかったことを告白。「麗音と共にもがいて、共に成長していきたい。未熟者ながら精いっぱい体当たりで頑張ります!」と決意を新たにした。

篠原ゆき子(出雲麗音役)コメント

レギュラー出演が決まったときの心境

電話で聞いた後しばらくは、「?? 相棒ってあの相棒?」と事態が把握できず、15分後に「あの相棒にレギュラー出演!?」とやっと事態を把握し、うれしく思った30分後には早くも緊張で手が震えていました。
両親もとても喜んでくれましたし、『相棒』の大ファンである小4の甥っ子が、あからさまに私に優しくなったのも面白かったです。

出雲麗音という役柄について

胸に弾痕という、人に言えないコンプレックスを持っているからこその繊細さと、それが与えてくれた弱者側に対する優しさ、そして新入りだからこそのパワフルさもあるのかなと思います。
交通課から捜査一課に異例の異動というのは、いきなり『相棒』にレギュラー出演させていただくことになった今の私の状況と似ているので、共にもがいて、共に成長していきたいです。

これまで『相棒』の思い出

祖母の家に行くと99%『相棒』の再放送がテレビに映し出されていて、それをみんなで観たのを覚えています。「やっぱりこの人が犯人じゃない?」とか「あ、違うわ、やっぱこの人だわ!」という祖母の副音声付きで、なんだか愉快な時間でした。
好きなエピソードを選ぶのは難しいですが、season16最終話の「容疑者六人~アンユージュアル・サスペクツ」はレギュラー陣6人が容疑者という、まさかの話でワクワクしたし、笑いました。
Season17初回の「ボディ」も、家族内で泥仕合して追い詰められていくのが滑稽で面白かったです。

水谷豊、反町隆史との共演について

水谷さんは右京さんのように天才的な方な気がします。 やっぱり最初はすごく緊張して、特に初日はまともに目も合わせられませんでした。
でも、私が緊張と力不足でNGばかり出してしまった時も「大丈夫、大丈夫」と小さい声で声をかけてくださったり、やっとOKテイクが撮れた時は「おっけ~い♪」と少しおどけた声で肩をポンと叩いてくださったりました。シーンで共演しないゲスト出演の方にも毎回「~役の方ですね、よろしくお願いします。」と丁寧にご挨拶されています。そういう風に、『相棒』ワールドを作りあげる時間を、一人一人がとにかく楽しんでほしいという水谷さんの想いが伝わってくるにつれて、私も安心感に包まれて落ち着いてきました。
緊張は徐々に溶けてきましたが、日を重ねるほどに水谷さんの偉大さが身に染みています。
反町さんは、天性のカリスマ性や才能の影で、実は他人には見せない努力を物凄くされてるのではないかと思います。カットの声がかかった後に、優しい目でうなずいてくださり、その瞬間すごくホッとしたのを覚えています。
あと、普段カッコいい反町さんの、おちゃめな一面も発見して嬉しくなりました。先日、待ち時間に水谷さんの椅子に差し入れのお菓子を反町さんが2つ置いていって、そのあと水谷さんがそれを目にして不思議そうにしてたので「反町さんが置いていかれましたよ」と言ったら、「ソリは自分が2つ食べたいときは僕にも無理やり2つ食べさせようとしてくるんだよな~」と悪戯そうに笑いながら言っていて、それが本当の相棒みたいで面白かったです。

捜査一課として関わりの深い、川原和久、山中崇史との共演について

劇中とは違い(笑)、お2人には初めから温かく迎え入れていただきました。
役柄同様に川原さんは、口調が体育会なところがあるけど、根がとことん温かく、横に居させてもらえるだけで安心できます。たまに、周囲の物事に対してぼそっと辛口のツッコミをしているのがけっこうツボで、撮影前なのに思わず笑ってしまう時があります。
山中さんは、私の不安や緊張などを細やかに察知して具体的なアドバイスを下さったり、とにかく気遣って下さいます。待ち時間にみなさんが話されてる時に、私が参加させていただく時も「いま~の話してるんだよ。」と輪に入れるような雰囲気を出してくださるのも感じます。
これからお2人に恩返しできるように、もっと自由にキャッチボールできるようになりたいです。

現場の雰囲気や、撮影時のエピソード

長く放送されている作品なので、新しい自分は入りにくい雰囲気があるのかなと思いましたが、そんなことはまったくなく、キャスト、スタッフの皆さん共に温かく迎え入れてくださいました。
スタッフの皆さんも「私、麗音さんっていうキャラクター好きです」と声かけてくださったり、すれ違いざまにポンっと肩を叩いてくださったり…。精神的にたくさん助けていただいていて、本当に感謝しています。
『相棒』でたくさんの人を楽しませたい、という共通のゴール、そして水谷さんの「作る側も楽しもうぜぃ!」に現場全体が賛同しているのを感じます。
早くみなさんに恩返しできるよう頑張ります。

視聴者へメッセージ

未熟者ながら、精いっぱい体当たりで頑張りますので、どうぞこれからよろしくお願いいたします!!!!!!!!!

■放送情報
『相棒season19』 
テレビ朝日系にて、毎週水曜21:00~21:54放送 (2クール)
出演:水谷豊、反町隆史、森口瑤子、川原和久、山中崇史、山西惇、浅利陽介、芦名星、神保悟志、篠原ゆき子、杉本哲太、仲間由紀恵、石坂浩二ほか
ゲスト:石丸幹二、日南響子、大石吾朗ほか
エグゼクティブプロデューサー:桑田潔(テレビ朝日)
チーフプロデューサー:佐藤凉一(テレビ朝日)
プロデューサー:高野渉(テレビ朝日)、西平敦郎(東映)、土田真通(東映)
脚本:輿水泰弘ほか
監督:橋本一ほか
音楽:池頼広
制作:テレビ朝日/東映
(c)テレビ朝日

関連記事