矢作穂香、『ピーナッツバターサンドウィッチ』で深夜ドラマの女王に? 帰国後の活躍を振り返る

 そして昨年夏に放送された『ボイス 110緊急司令室』(日本テレビ系)や今回の『ピーナッツバターサンドウィッチ』では若手社員のポジションへとさらに一歩成長する。とりわけ『ピーナッツバター〜』では、いま伸び盛りの伊藤健太郎とダブル主演を務め、伊藤修子も加えた3人で繰り広げるコミカルなやりとりで矢作のコメディエンヌぶりが引き出されていると見える。たしかに、ヒロインの抜けた感じが物語の面白さを担っていた『イタズラなKiss』が格好のハマり役となったように、矢作は深夜帯のポップなテイストのコメディ作品での輝きぶりがとくに目立つ。安定したポテンシャルの高さと地道な成長力を活かせば、近いうちに“深夜ドラマの女王”としての地位を築き上げる可能性も充分だ。

■久保田和馬
1989年生まれ。映画ライター/評論・研究。好きな映画監督はアラン・レネ、ロベール・ブレッソンなど。Twitter

■放送情報
『ピーナッツバターサンドウィッチ』
出演:矢作穂香、伊藤健太郎、伊藤修子、堀田茜、瀧本美織、筧美和子、Niki、奥野壮(O-AOX)、佐藤流司、吉田仁人(M!LK)、濱正悟、濱尾ノリタカ、一ノ瀬竜、忍成修吾
原作:ミツコ『ピーナッツバターサンドウィッチ』(講談社『with online』連載中)
総監修:スミス
監督:椿本慶次郎、山岸一行
脚本:伊達さん、下田悠子
制作:ソケット
製作:「ピーナッツバターサンドウィッチ」製作委員会・MBS
(c)「ピーナッツバターサンドウィッチ」製作委員会・MBS (c)ミツコ/講談社
公式サイト:https://www.mbs.jp/pbs_drama/

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