『警視庁・捜査一課長2020』プロデューサーが明かす、ユニークなドラマを成立させる秘訣

「突き詰めていけば新しいかたちが見つかる」

――絶好調のシーズン4は、残念ながら新型コロナウイルス感染症による撮影スケジュールへの影響によって中断となりますね。

関:本作はかなり時間をかけて制作しているため、12月にクランクインしており、他の作品と比べてストックが十分にあったので、この段階まで放送が続けられました。撮影は残念ながら4月にはストップしてしまいましたが、5月21日放送分からは、2年前の連ドラをお送りしつつ、1本1本の中にある謎を、テレワークによって大岩(内藤剛志)と小山田管理官(金田明夫)、運転担当刑事・奥野(塙宣之)の3人が解決するかたちになります。

――実際にテレワークで撮影されてみて、想像と異なる点などはいかがでしたか?

関:3人の方々にはそれぞれ簡単な台本をお送りして、Zoomのようなツールで「テレワーク捜査会議」を撮影しました。ただ、画がどうしても固定になるんですよね。だから、3人一緒に出したり、1ショットにしてじわじわ寄っていくようにしたり、工夫していますが、制限はかなりあるなと。内藤さんをはじめ、キャストの皆さんには「観ていただく方に明るい気持ちになっていただくためには、こういうかたちもアリだよね」と言っていただけているので、今は手探りで必死にやっています。でも、こうした状況でも、突き詰めていけば新しいかたちが見つかるんじゃないかと思いますので、皆さんにも放送をご覧いただき、ご意見・ご感想をいただけたら嬉しいです。

■放送情報
『警視庁・捜査一課長2020』
テレビ朝日系にて、毎週木曜 20:00~放送
出演:内藤剛志、斉藤由貴、本田博太郎、矢野浩二、鈴木裕樹、塙宣之(ナイツ)、床嶋佳子、金田明夫
脚本:深沢正樹、田辺満
監督:池澤辰也、木川学、濱龍也
ゼネラルプロデューサー:関拓也(テレビ朝日)
プロデューサー:残間理央(テレビ朝日)、島田薫(東映)
制作:テレビ朝日、東映
(c)テレビ朝日
公式サイト:https://www.tv-asahi.co.jp/ichikacho2020/

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