『ホラーアクシデンタル』ハリウッドリメイク決定 米動画配信サービス「Quibi」で配信へ

 フジテレビ発のホラードラマ『ホラーアクシデンタル』がハリウッドリメイクされ、アメリカの動画配信サービス「Quibi」にて配信されることが決定した。

 『ホラーアクシデンタル』は、フジテレビが深夜帯にて不定期に放送してきたホラードラマシリーズ「CX-horrors」の作品の一つであり、ありふれた日常生活に潜む恐怖や人間の狂気をスタイリッシュなタッチで描いてきたネオジャパニーズホラー。深夜放送ながら、放送のたびに若い世代を中心に大きな反響を得てきた。ネオジャパニーズホラーの第一人者であり、近年は『覆面系ノイズ』『“隠れビッチ”やってました。』を手がけ、実写版『弱虫ペダル』の公開も控える三木康一郎が監督を務めた。

 フジテレビは2016年より、株式会社アミューズの北米子会社であるアミューズグループUSAが進めるハリウッドのメジャースタジオ・テレビネットワーク・制作会社などに、日本発のIPを紹介するJ-CREATIONプロジェクトを通じて、自社IPのハリウッドリメイク化の交渉や企画開発を推進を重ね、今回の実現に至った。J-CREATIONで製作・配信が決定したのは、本作のリメイクが初となり、フジテレビとアミューズグループUSAは、エグゼクティブプロデューサーとして本プロジェクトに参加する。

 ハリウッド版ドラマ『ホラーアクシデンタル』の制作は、MTVネットワーク前社長のヴァン・トフラーが設立した映像スタジオ「Gunpowder & Sky」が手がけ、映画『スノーホワイト』『ダイバージェント』『トゥームレイダー』の脚本を務めたエヴァン・ドーハティが監督・脚本を務める。

 また本作は、ディズニー活躍後、ドリームワークスを創業したジェフリー・カッツェンバーグが率いる短尺動画配信サービス「Quibi」にて配信される。サービス開始前から注目を集めるサブスクリプション型の短尺動画配信サービスは、ハリウッドの最高品質の映像コンテンツを10分程度の尺で展開していく予定とのこと。なお、配信時期は調整中となっている。

コメント

フジテレビ コンテンツ事業室 大辻健一郎(日本版ホラーアクシデンタル企画)

祟りでもゾンビでもスプラッターでもない、独特の世界観を持った東京発の本作が、ハリウッドの実力派クリエイター達によってどのような作品になるのか楽しみです。また、今、アメリカそして世界から耳目を集める新たな動画配信サービスQuibiで配信する作品として着目して頂いたことを光栄に思います。

エヴァン・ドーハティー(米国版監督/脚本家)

フジテレビがプロデュースしたドラマは、ホラーではありがちな手法を一切使わずに、とても不気味でユニークな作品に仕上がっています。このシリーズをアメリカ向けにアダプトできることを光栄に思います。またQuibiは、このような画期的なストーリーテリングに対してこれ以上にないほどぴったりなプラットフォームだと思います。

■作品情報
 CX-horrors『ホラーアクシデンタル』
企画:大辻健一郎(フジテレビ) 、加藤達也(フジテレビ)
脚本:三木康一郎、井村光明、猪原健太
監督:三木康一郎
プロデューサー:大嶌諭 (東北新社)
制作著作:フジテレビジョン
制作協力:東北新社
(c)フジテレビ
YouTube『ホラーアクシデンタル1』配信ページ:https://www.youtube.com/user/HorrorAccidental

 CX-horrors『ホラーアクシデンタル2』
企画:大辻健一郎(フジテレビ) 、加藤達也(フジテレビ)
脚本:三木康一郎、猪原健太
監督:三木康一郎
プロデューサー:大嶌諭、宮坂直樹(東北新社)
制作著作:フジテレビジョン
制作協力:東北新社
(c)フジテレビ
FOD『ホラーアクシデンタル2』配信ページ:http://fod.fujitv.co.jp/s/genre/drama/ser4768/

関連記事