SEEDA、主演の笠松将について「ハングリーで、ストイック」 映画『花と雨』公開の喜びを語る

 全国公開中の映画『花と雨』の、公開初日舞台挨拶が17日ヒューマントラストシネマ渋谷にて行われ、主演の笠松将、原案を担当したSEEDA、土屋貴史監督が登壇した。

 本作は、SEEDAが2006年に発表したアルバム『花と雨』を原案に、ヒップホップアーティストである彼の自伝的なエピソードも交え、「現実と理想」「生と死」「アイデンティティの探求」など様々なテーマを通じて、何者かになりたい1人の青年が葛藤しながら成長する姿を描いた青春映画。

笠松将

 主人公・吉田役の笠松は「今日、ここにいて作品を観てくださった一人一人の方たちに感謝です」と観客への感謝を述べた。客席で観客とともに本作を観ていたSEEDAは客席から登場。「最高です! 皆さんのおかげです。昔から聴いてくれている人、今、聴いてくれた人もありがとうございます」とコメント。さらに「今日は泣かないと思っていたんですけど、映画の中にリアルな感情があふれているから、泣いちゃいましたよ、監督!(笑)」と本作について語った。

SEEDA

 お互いの当初の印象を、笠松は「もうヒザ、ガクガクになりながらだったんですが、そのときと今も変わらないです」、SEEDAは「彼はすごくハングリーで、ストイックで、一つのことにめっちゃエナジーを入れる人だから、連絡が来るたび、どんどん『この人やばいんだな』と思った(笑)」と話した。

 土屋監督は笠松について「感情の起伏がすごくて。天気のように性格が変わっていくというか。それが絵にもちゃんと出ていてよかった」と称賛。アルバム『花と雨』についても、「何度聴いてもすごい完成度だと思います。このアルバムに込められたもの……リアルさ、生々しさをどれだけ出せるかを、一番に考えました」と本作において重要視したポイントを語った。SEEDAも土屋監督について「圧倒的な映像のクオリティ。日本で一番です。どのシーンもすごくリアルだし、実際にあったこと。たまんないっす! 最高だと思いました」と原案者の視点からコメントした。

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