中山美穂&豊川悦司が『ラストレター』出演 『Love Letter』から24年、再び岩井俊二作品に

 映画『ラストレター』の追加キャストが発表され、中山美穂、豊川悦司、木内みどり、鈴木慶一が出演することが決定した。

 本作は、『Love Letter』『スワロウテイル』『四月物語』『花とアリス』と数々の名作を世に送り出してきた映画監督・岩井俊二が、初めて出身地である宮城を舞台に、手紙の行き違いをきっかけに始まったふたつの世代の男女の恋愛と、それぞれの心の再生と成長を描くオリジナルストーリー。

 主人公である岸辺野裕里を松たか子、裕里の姉・未咲の高校生時代と、未咲の娘(裕里の姪)である遠野鮎美という一人二役を広瀬すずが演じるほか、福山雅治、庵野秀明、神木隆之介、森七菜らが出演する。

 豊川は裕里(松たか子)の姉・未咲の元恋人・阿藤を演じ、中山がその阿藤の同居人・サカエを演じる。中山は、『Love Letter』以降、岩井のプロデュース作品『新しい靴を買わなくちゃ』(2012年)でタッグを組んで以来となり、豊川は、『undo』(1994年)、『ルナティック・ラヴ』(1994年)、『Love Letter』と立て続けに岩井作品に出演。中山、豊川ともに岩井作品には24年ぶりの出演となり、2人は24年ぶりの映画作品での共演となる。

 今回の出演は、岩井監督からのオファーで実現。中山、豊川ともに、岩井監督から声をかけてもらったことに喜び、二つ返事で出演を快諾したという。撮影は、昨年8月に仙台で行われた。

 なお、木内と鈴木は、松が演じる裕里の父母役として出演する。

中山美穂 コメント

いつかまた豊川さんとの共演はもちろんのこと、岩井監督作品に出演できたらいいなと思っていたので、今回声をかけていただき、とても嬉しかったです。
岩井監督は、普段とてもほんわかした感じの方ですが、現場に入るとスイッチが入り、少年のようにまっすぐで、独特の世界観があり、現場にいると異次元にいるような感覚になります。ですので、撮影現場はとても楽しいです。岩井監督とは、特に事前に役柄について話をしたりすることはないのですが、現場でのやりとりの中で役を作り上げていく感じです。
豊川さんとは、今回共演シーンは少ないのですが、それでも今までの二人の歴史があるので、短い共演シーンの中でも積み重ねてきた何かがスクリーンには映っているのではないかと思います。

豊川悦司 コメント

『Love Letter』に通じるものがある今回の『ラストレター』で、岩井監督から声をかけていただけたことは、とても嬉しいですし、そしてなにより中山さんとまたこうして二人で出演できてとても嬉しいです。
今回、出演シーンは少ないですが、とても重要な役をいただいたので、どっぷり岩井監督の頭の中に浸かるつもりで芝居しました。とても充実感のある現場でした。
中山さんは、冷凍保存されてきたみたいで(笑)、全然変わっていないです。もう少しご一緒にお芝居をしたかったです。それは、また次回に。20年後といわず来年くらいにでもご一緒したいですね。

岩井俊二監督 コメント

中山美穂さん、豊川悦司さん、三人が同じ現場というのはラブレター以来でした。撮影は夏の盛りの仙台でしたが、なにかそこが冬の小樽で外は雪が降ってるような気分になりました。「ラストレター」と「ラブレター」が地続きの同じ世界の物語に一瞬思えました。

■公開情報
『ラストレター』
2020年1月17日(金)全国東宝系にて公開
出演:松たか子、広瀬すず、庵野秀明、森七菜、小室等、水越けいこ、木内みどり、鈴木慶一、豊川悦司、中山美穂、神木隆之介、福山雅治
監督・原作・脚本・編集:岩井俊二
音楽:小林武史
企画・プロデュース:川村元気
配給:東宝
(c)2020「ラストレター」製作委員会
公式サイト:https://last-letter-movie.jp/

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