「週末映画館でこれ観よう!」今週の編集部オススメ映画は『マレフィセント2』

 リアルサウンド映画部の編集スタッフが週替りでお届けする「週末映画館でこれ観よう!」。毎週末にオススメ映画・特集上映をご紹介。今週は永遠に眠っていたい宮川が『マレフィセント2』をプッシュします。

『マレフィセント2』

 ディズニー・アニメーションの名作『眠れる森の美女』に登場したヴィラン、マレフィセントを主人公に据え、アンジェリーナ・ジョリー主演で“もうひとつの物語”として紡いだ『マレフィセント』。その続編となる本作では、エル・ファニング演じるオーロラ姫が結婚することになり、その結婚式で妖精界を滅ぼそうとする恐るべき罠が。愛するオーロラ姫を救うため、マレフィセントが再び立ち上がる。

 前作は、『オズ はじまりの戦い』や『アリス・イン・ワンダーランド』などの大作で美術監督を務めた経験を持つロバート・ストロンバーグが初監督作としてメガホンを取ったが、今回、監督は『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』のヨアヒム・ローニングにバトンタッチ。前作はディズニー・ヴィランズであるマレフィセント視点でありながらも、ディズニー作品らしいファンタジー要素溢れる内容だったが、今回は作風がガラリと変わった印象だ。『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズを手がけた監督だけに、バトルシーンがふんだんに盛り込まれ、エンターテインメント性が非常に高くなっている。

 特に終盤のマレフィセントの姿には大興奮。『キャプテン・マーベル』や『X-MEN:ダーク・フェニックス』などのスーパーヒーロー映画をも彷彿とさせる、“ヴィラン”であるはずのマレフィセントの“ヒーロー”的な活躍は今回の作品の大きな見どころとなるだろう。もちろん、新たな展開を迎える、アンジェリーナ・ジョリー演じるマレフィセントとエル・ファニング演じるオーロラ姫との関係性、そして本作において悪役的な立ち位置となる、ミシェル・ファイファー演じるイングリス王妃とマレフィセントの“悪女対決”にも注目だ。

関連記事