乙一初監督作『シライサン』予告編&ポスター公開 飯豊まりえが“シライサン”の恐怖に襲われる
飯豊まりえ主演映画『シライサン』より、予告編とポスタービジュアルが公開された。
公開されたポスタービジュアルでは、戦慄の表情を浮かべる飯豊と、その背後から忍び寄り、異様に大きな目、不気味に伸ばした手の甲には鈴のついた赤い紐が貫通して垂れ下がり、飯豊の片目を隠すように覆う“シライサン”の姿が切り取られ、「目ヲソラシタラ、死ヌ。」という呪いの始まりを告げるコピーが綴られている。
予告編では、これまで謎のヴェールに包まれていた“シライサン”の様子や、迫り来る“シライサン”の恐怖のなか、鬼気迫る表情で泣き叫ぶ飯豊や呪いに立ち向かう稲葉友、都市伝説の語り部となる渡辺を演じる染谷将太の姿も描かれている。
また、本作の主題歌に、独創的な世界観で若者の支持を集める人気バンドCo shu Nieの「inertia」が決定。予告編でも主題歌が使用されている。主題歌決定について、安達監督、Co shu Nieからはコメントが寄せられている。
コメント一覧
安達寛高監督
ありがたくも私(乙一)の小説を愛読して頂いているCo shu Nieさんに、映画の主題歌を創って頂きました。
死者たちの魂を鎮める愛の音楽だと思いました。
中盤、慟哭と重力を思わせる重く静かなる轟音から、宇宙に解放されるような展開に、無上のカタルシスを感じます。
私はこの曲を聴く度に、映画の中で死んでいった人たちの人生や、彼らが愛し守ろうとしたものについて考えさせられます。
美しく奥深い世界観に感動! Co shu Nieの音楽には「宇宙」を感じます。
中村未来(Co shu Nie)
こんにちは、安達寛高監督の初長編映画『シライサン』の主題歌を担当させて頂く、“Co shu Nie”という3人組バンドです。
乙一さんの作品には沢山刺激を貰っているので、今回主題歌を書けてとっても光栄です。
“inertia=慣性”
瑞紀達が慈しむ日常とシライサンの呪いが交わって同化していく様はとても恐ろしいけれど、彼女らの切実な想いと、パズルのピースがはまっていくように進むストーリーに一時も目が離せませんでした。愛をこめて鎮魂歌をつくりました。安らかに眠れ、いつかまた会う日まで。
※Co shu Nieのoはウムラウト付きが正式表記。
■公開情報
『シライサン』
2020年1月10日(金)全国公開
出演:飯豊まりえ、稲葉友、忍成修吾、谷村美月、染谷将太、江野沢愛美ほか
脚本・監督:安達寛高(乙一)
配給:松竹メディア事業部
(c)2020松竹株式会社
公式サイト:shiraisan.jp
公式Twitter:@shiraisan_movie