最新チャッキーは『ピノキオ』からインスパイア!? 『チャイルド・プレイ』監督が明かす

 7月19日に全国公開される『チャイルド・プレイ』の監督を務めたラース・クレヴバーグからのコメントが公開された。

 本作は、『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』の製作陣が、1988年の映画『チャイルド・プレイ』をもとに、現代の最新AI技術を搭載した殺人人形の恐怖を描いたホラー映画。21世紀の最新AI技術が詰まった“バディ人形”を手に入れる少年アンディ役で『ライト/オフ』のガブリエル・ベイトマン、アンディの母親役でTVドラマシリーズ『レギオン』のオーブリー・プラザが出演する。

 監督を務めたクレヴバーグは、自ら脚本・監督を務めた複数の短編映画で様々な映画賞を受賞したのち、日本では本作と同日公開される『ポラロイド』で長編デビューを果たしたばかりの、ホラー界期待の新鋭。本作が長編2作目ながらホラー映画を代表するシリーズの最新作に彼を大抜擢した、ホラー映画史上No.1ヒット作『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』を手がけたデヴィッド・カッツェンバーグは、「ラースと電話をするため、僕はスタジオでの打ち合わせを抜け、道端で話してたんだ。15分程度の通話の予定だったが、結局2時間も電話をしていたよ。電話で熱い会話を交わす中で、ラースはあるシーンのイメージを擦り合わせるために音楽を演奏するところにまで発展していた。彼の情熱が電話口から溢れ出てきて、『彼こそ監督にふさわしい』と思ったね」とクレヴバーグの熱意やアイデアに感銘を受けて起用を決めたことを振り返っている。

 一方、大役を担ったクレヴバーグは、新たな『チャイルド・プレイ』を製作することに大きな責任を感じていたといい、「オリジナル作品を尊重しながらも、独自のストーリーを作り上げる必要があり、また、すばらしい脚本家が執筆したストーリーを実現していく必要があった。まずはそのストーリーを作り上げることが先決で、それと同時にオリジナルの作品が人気となった要素を残すことを試みたよ」と語り、そのために参考にした作品に『E.T.』、『ぼくのエリ 200歳の少女』、メアリー・シェリー作『フランケンシュタイン』、そして『ピノキオ』まで、ホラー作品だけでなく子供向けとも言える名作群を挙げ、異種と人間との交流をいかに大切にしたかを明かした。

■公開情報
『チャイルド・プレイ』
7月19日(金)全国公開
監督:ラース・クレヴバーグ
製作:セス・グラハム・スミス、デヴィット・カッツェンバーグ
脚本:タイラー・バートン・スミス
出演:オーブリー・プラザ、ガブリエル・ベイトマン、ブライアン・タイリー・ヘンリー
配給:東和ピクチャーズ
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