ニコラス・ホルトが『X-MEN』ビーストの歴史を語る 「今やチャールズと対等に近い立場にいる」

 6月21日に公開される『X-MEN』シリーズ最新作『X-MEN:ダーク・フェニックス』より、ビーストを演じるニコラス・ホルトのコメントが公開された。

 X-MENメンバーである女性ミュータント、ジーン・グレイを主人公に据えた本作では、ジーンの裏の人格でありマーベル史上最強にして最悪のダークヒーロー“ダーク・フェニックス”とX-MENの戦いが描かれる。

 プロフェッサーX(ジェームズ・マカヴォイ)の教え子で天才科学者であるビーストは、全身を青い毛で覆われた獣人に変身し、怪力とスピーディーかつアクロバティックな動きで抜群の戦闘能力を発揮するX-MEN創設メンバーの1人。現在はプロフェッサーXの右腕として、恵まれし子らの学園で若きミュータントたちの育成に務めている。

 ビーストは宇宙ミッション中の事故によってジーンに起こった異変にいち早く気づき、彼女の内なる悪=ダーク・フェニックスの覚醒と最強のパワーの暴走に立ち向かう。史上最大の脅威を止めるためにジーンと戦うことを決意したビーストは、彼女を守ろうとするプロフェッサーXらと激しく対立し、X-MENは内部分裂の危機を迎えることになる。

 イギリス出身のホルトは12歳から俳優活動を始め、『シングルマン』の主人公を翻弄する青年ケニーから『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の白塗りウォーボーイ・ニュークスまで、幅広い役柄をこなす俳優だ。8月には、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズの原作者J・R・R・トールキンを描いた主演映画『トールキン 旅のはじまり』の日本公開も控えている。

 『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』以来、4作品にわたってビーストを演じてきたホルトは、「映画の冒頭では、ハンクは前作の最後の時の状態とほぼ変わらない。彼は今でも、恵まれし子らの学園にいる。まだそこの教授を続けていて、年長者の一人だ。今や、彼はチャールズと対等に近い立場にいると思う。前作では、彼は教え始めたばかりだったし、前々作では、チャールズの世話係を務め、そして、その前の作品では生徒だった」と、プロフェッサーXの教え子から始まり、今では自身が教え導く立場となったビーストの歴史を振り返る。

 またホルトは、サイモン・キンバーグ監督によって、「これまで見たことのないハンクとビーストの要素を演じる場を提供してもらった」と、シリーズ最終章にしてビーストの新たな一面を演じられたことに喜びのコメント。さらに「本作はX-MENについて、それに彼らが他のスーパーヒーローとどう違っているか、どのように社会に扱われているかを描いている。『ダーク・フェニックス』の素晴らしいところは、すべてのことが人間の基本的な感情に根差していることだ。つまり、裏切りに心の痛み、愛、喪失といったもの。パワーや能力を持った彼らが、そういう状態で、感情に反応し、取り組む姿を見せている。これは、ばらばらにされた家族の話のようだ」と、ジーンの暴走によって固い結束で結ばれたX-MENに亀裂が走り、エモーショナルなドラマが展開されることを語った。

■公開情報
『X-MEN:ダーク・フェニックス』
6月21日(金)全国ロードショー
監督:サイモン・キンバーグ
出演:ソフィー・ターナー、ジェームズ・マカヴォイ、マイケル・ファスベンダー、ジェニファー・ローレンス、ジェシカ・チャスティン
配給:20世紀フォックス
(c)2018 Twentieth Century Fox Film Corporation
公式サイト:http://www.foxmovies-jp.com/darkphoenix/

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