長編デビュー作でカンヌ3冠、GG賞ノミネート ルーカス・ドン監督作『Girl/ガール』7月公開

 長編デビュー作ながら第71回カンヌ国際映画祭に選出され、カメラドール(新人監督賞)、最優秀演技賞(ある視点部門)、国際批評家連盟賞の3冠を受賞した『Girl/ガール』が、7月5日より公開されることが決定、ポスタービジュアルと予告編が公開された。

 本作は、バレリーナになるために奮闘するトランスジェンダーの少女の記事に心を動かされたルーカス・ドン監督の、“必ず彼女を題材にした映画を撮る”という強い思いから誕生。主演のビクトール・ポルスターは、アントワープ・ロイヤル・バレエ・スクールに通う現役のトップダンサーで、500人を超える候補者の中から選ばれた。バレエシーンの振り付けは、コンテンポラリーダンス界の旗手であり、日本でも森山未來とタッグを組んだ公演でも知られる振付師、シディ・ラルビ・シェルカウイが担当。カンヌ国際映画祭3冠のほか、第76回ゴールデングローブ賞では外国語映画賞ノミネート、第91回アカデミー賞では外国語映画賞ベルギー代表作品に選出された。

 公開されたポスタービジュアルでは、ポルスター演じる主人公ララのイノセントな瞳がまっすぐにこちらを見つめ、「バレリーナになる。この夢は、何があっても諦めない。」という強い決意を物語っている。

『Girl/ガール』予告編

 同時に公開された予告編には、バレリーナになるために父親と弟と共に新しい街で生活を始めた、期待と不安に揺れる15歳のララの姿が。入学を許された難関のバレエ校で厳しい指導に明け暮れるララの前に立ちはだかるのは、身体の変化によってうまく踊れなくなることへの焦り、クラスメイトから向けられる嫉妬。思春期の葛藤や孤独を抱えながら、刹那的に今を生きるララと、その娘を必死に支える父との絆が描かれる。

■公開情報
『Girl/ガール』
7月5日(金)新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamuraル・シネマほか全国ロードショー
監督・脚本:ルーカス・ドン
出演:ビクトール・ポルスター、アリエ・ワルトアルテ
振付師:シディ・ラルビ・シェルカウイ
配給:クロックワークス、STAR CHANNEL MOVIES
提供:クロックワークス、東北新社、テレビ東京
後援:ベルギー大使館
2018/ベルギー/105分/フランス語・フラマン語/原題:Girl/PG12 
(c)Menuet 2018

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