『ブラック・クランズマン』公開日が2019年3月22日に決定 新場面写真も6点公開

 第71回カンヌ国際映画祭グランプリ受賞作『ブラック・クランズマン』の公開日が2019年3月22日に決まり、新場面写真6点が公開された。

 スパイク・リー監督最新作となる本作は、1979年に黒人刑事が過激な白人至上主義団体KKK(クー・クラックス・クラン)に潜入捜査するという大胆不敵な事件を克明に綴った同名ノンフィクション小説を映画化したもの。主演のロン・ストールワースを、デンゼル・ワシントンを実父にもつジョン・デヴィッド・ワシントンが演じるほか、アダム・ドライバーやローラ・ハリアー、アレック・ボールドウィンらが出演。監督・脚本・製作のリーに加え、『セッション』のジェイソン・ブラム、『ゲット・アウト』のジョーダン・ピール監督が製作に名を連ねる。

 今回公開されたのは、ワシントンが演じるロンとドライバーが演じるフリップの潜入捜査の様子を捉えた場面写真6点。電話担当のロンと対面担当のフリップは、それぞれ言葉巧みにKKK内部の人間を惑わせ、みるみるうちにその深部へ潜入していく。話し方で人物の違いを気付かれないよう、ロンの言葉遣いやイントネーションを真似して練習するフリップは、KKK最高幹部のデビッド・デューク(トファー・グレイス)にも全く疑われることなく、KKKの集会へ参加することに成功。KKKメンバーに混ざり「ホワイト・パワー!」と力強く繰り返すフリップはまさに熱心な白人至上主義者の1人のよう。また、ブラックパンサー党の女性幹部パトリス・デュマス(ローラ・ハリアー)と仲睦まじく話すロンの恋模様も。さらに、人差し指を立て「アメリカ・ファースト!」と唱えるデビッド・デュークの姿は、アメリカ合衆国第45代大統領ドナルド・トランプにも重なる。

 なお本作は、先日発表された第76回ゴールデングローブ賞ノミネーションで、作品賞、監督賞、主演男優賞、助演男優賞の4部門にノミネートされた。

■公開情報
『ブラック・クランズマン』
2019年3月22日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国公開
監督・脚本:スパイク・リー
製作:スパイク・リー、ジェイソン・ブラム、ジョーダン・ピール
出演:ジョン・デヴィッド・ワシントン、アダム・ドライバー、ローラ・ハリアー、トファー・グレイス、アレック・ボールドウィンほか
ユニバーサル映画
配給:パルコ
2018年/アメリカ/カラー/デジタル/英語/原題:BlacKkKlansman/映倫:G指定
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