岩田剛典、杉咲花の“父の日”エピソードに「娘にしたい」 『パーフェクトワールド』制作秘話
須賀健太は、つぐみの高校の同級生・是枝洋貴を、芦名星は樹のヘルパー長沢葵を、大政絢は樹の元彼女・雪村美姫をそれぞれ演じた。トークは終始和やかな雰囲気で行われ、現場でのチームワークの良さも伺えた。芦名は、撮影期間ダイエット中だったという須賀に甘い差し入れを食べさせようと四苦八苦したり、大政が制服姿になるのは恥ずかしく、岩田とともにテンションをあげてどうにか乗り切った、というエピソードも明らかに。岩田は20代最後の制服姿に「ずっと男子校通いで学ランしか着たことがなかったけど、初めてブレザーを着ることができました。ふざけないとやってられなかった」と、笑顔で撮影時を振り返った。
また、父の日に撮影があったことから、杉咲が父親役の小市慢太郎にバスセットのギフトを贈っていたという。岩田は「“パーフェクト”花ちゃんですよ。娘にしたいって、このことだなって。一方、僕は何も持ってねぇ、みたいな。花ちゃんは気配りがすばらしいです」と賞賛。また杉咲は、「岩田さんはとにかく優しくて、撮影のスケジュールはタイトだったのですが、そんな中でも常にコンディションが変わらず、相手のことを気遣ってくださる。差し入れしてくれた焼肉ロールが美味しかったと伝えたら、その後もう一回差し入れてくれました」と話した。岩田と杉咲は撮影時も穏やかな雰囲気だったようで、須賀は「食品サンプルを見ながら2人で話していて、すごく仲が良さそうだった」、芦名は「役柄のこともあって少し距離をとっていたけど、お弁当のときに2人から私のところに来てくれた」、大政は「撮影の合間、私も2人のところに入れてくれて。柔らかい空気感がありました」と、その仲睦まじい様子を伝えた。
最後の挨拶では、会場に集まったファンに感謝の気持ちを述べながら、「大切な人のことをより大事に思える作品になったと思います」(杉咲)、「愛の力で障がいを乗り越えていくストーリーは、世代をこえて多くの人の胸を打つのではないかと思います」(岩田)と、それぞれの言葉で本作にかける思いを語り、完成披露試写会は幕を閉じた。
(取材・文=若田悠希)
■公開情報
『パーフェクトワールド 君といる奇跡』
10月5日(金)全国ロードショー
原作:有賀リエ『パーフェクトワールド』(講談社『Kiss』連載)
監督:柴山健次
脚本:鹿目けい子
音楽:羽毛田丈史
主演:岩田剛典(EXILE/三代目 J Soul Brothers)、杉咲花、須賀健太、芦名星、マギー、大政絢、伊藤かずえ、小市慢太郎、財前直見
配給:松竹、LDHPICTURES
制作プロダクション:ホリプロ
(c)2018「パーフェクトワールド」製作委員会
公式サイト:http://perfectworld-movie.jp/