浜辺美波が“恋愛の楽しさ”を真っ向から示してくれる 『センセイ君主』は“大人”竹内涼真の魅力満載

 大人・竹内涼真の魅力が大爆発。映画『センセイ君主』で教師役を演じる竹内は、女子なら誰もが夢見る“憧れの先生像”を見事に体現。そんな教師に憧れる女子高生を演じる浜辺美波の振り切った好演も相俟って、至極の胸キュン映画が誕生した。

 『センセイ君主』は、『ヒロイン失格』で知られる幸田もも子原作の同名コミック(どちらも集英社)を『君の膵臓をたべたい』の月川翔監督が実写化。告白7連敗中のおバカなパワフル女子高生・佐丸あゆは(浜辺)は、クラス担任の代理としてやってきた冷徹かつヒネクレ者のイケメン数学教師・弘光由貴(竹内)に恋に落ちる。弘光からまったく相手にされないあゆはだが、ある日「絶対に先生を落としてみせます」とまさかの宣戦布告。物語は、全方向に間違いながらも弘光を落とそうと試行錯誤する、あゆはの奮闘を描いていく。

 「若いイケメン先生が臨時担任でやってくる」なんて、ありがたすぎる状況に、それだけで胸が躍る本作。そして、その状況を謳歌しまくっているあゆはが、とにかく可愛らしい。弘光先生の一挙手一投足に影響を受け、先生に近づくすべての女子にヤキモチを妬き、授業中にもわかりやすく点数稼ぎをしようとする姿は、「恋愛って、楽しいんだ」と真っ向から示してくれる。そんなあゆはの瞳を通して弘光先生を映すことで、こちらとしても全力でときめくことができるのである。

 存在だけでも神々しい弘光先生だが、それに加えて『センセイ君主』は胸キュン展開のフルコース。わかっちゃいるのにやはり心躍ってしまう「オレを落としてみなよ」の名言をはじめ、『センセイ君主』の代名詞ともいえる“ジャケット傘”、“バックハグ(もどき)”、“頭ポンポン”……と、劇中にほどよいバランスでちりばめられているので、最後までニヤケの波が止まらない。

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