亀梨和也、東野圭吾原作『手紙』でテレ東ドラマ初主演 「本当にワクワクしています」

 KAT-TUNの亀梨和也が、ドラマスペシャル『東野圭吾 手紙』でテレビ東京のドラマに初出演・初主演することが決定した。

 累計発行部数240万部を超える東野圭吾の代表作『手紙』をドラマ化する本作は、強盗殺人犯の弟という運命を背負った青年が、周囲の差別や偏見に苦しみながらも、やがて自分の家族を持つまでの軌跡を、兄弟の手紙を通して描いた物語。2006年には山田孝之主演で映画化され、のちに舞台化もされている。今回のスペシャルドラマでは、『砂の塔〜知りすぎた隣人』(TBS系)の池田奈津子が脚本を担当し、映画『神様のカルテ』の深川栄洋が監督を務める。

 今年1月に自身が所属するKAT-TUNが再始動し、1月期は連続ドラマ『FINAL CUT』(関西テレビ・フジテレビ)で主演を務めたことも記憶に新しい亀梨が、犯罪加害者の兄を持つ弟・武島直貴を演じる。直貴は高校3年生の頃、自分の大学進学のために兄が強盗殺人を犯し、その後、友情、恋愛、就職、 結婚と幸せを掴もうとする度に「強盗殺人犯の弟」 というレッテルを貼られ、社会から様々な差別を受けることになる。

 テレビ東京のドラマ初出演にして初主演となる亀梨は「テレビ東京のドラマ、東野圭吾さんの作品、どちらの出演も僕にとっては初めてなので、本当にワクワクしています」と期待のコメント。さらに、「このドラマを通して、視聴者の皆さんに何かを感じてもらえれば、そんな作品にできればと思っています」と意気込みを語っている。

亀梨和也(武島直貴役)コメント

『手紙』ドラマ化及び主演の話を聞いたときの気持ち

テレビ東京のドラマ、東野圭吾さんの作品、どちらの出演も僕にとっては初めてなので、本当にワクワクしています。初めての角度でお仕事ができる事に、いろいろな期待を持ちました。

これまでもたくさん映像化されている東野圭吾作品について

東野圭吾さんの作品は、社会性やテーマ・メッセージ性がある作品が多いので、自分がその作品に参加させてもらえることを非常に嬉しく思っています。

役作りや心がけていることは?

役作りに関しては、あまり用意しすぎないほうがいいかなと思っています。まずは監督の指揮にしっかり反応できるようにいられたら。その中で、目の前で起きている事、感情、そういうものに敏感でいたいなと思います。そしてそれを自分がどう捉え、表現できるかということを大事にしたいと思います。撮影中は何かに悶々とする時間になると思うので、それを抱えられる自分でいたいと思っています。

自身が考える武島直貴の人物像は?

事件の当事者なのか何なのか…とても難しい立ち位置にいる人物ですよね。決してスポットライトを浴びるようなキャラクターではない。そこがこの作品が持っている魅力であり、メッセージなのだと思いますが。僕自身、その難しさ、もどかしさにハマっていけたらと思っています。

視聴者へのメッセージ

ドラマの時代設定は原作よりも現代的に、2018年の今の時代に沿った内容になっています。誰もが直貴の兄・剛志のような加害者になり、そして被害者になりうる要素を持っている。それも、無意識のうちに…。この作品の出来事以外にも、どんな些細なシチュエーションでもそうなりうる時代だからこそ、このドラマを通して、視聴者の皆さんに何かを感じてもらえれば、そんな作品にできればと思っています。

東野圭吾 コメント

『手紙』は、私自身が答えを探しながら書き継いでいった作品です。 亀梨さんも、演技を通じて何らかの答えを発見されるのでは、と思います。

田辺勇人プロデューサー(テレビ東京制作局ドラマ制作部)コメント

強盗殺人犯の兄を持つ弟の運命を、兄弟の手紙を通して丁寧に紡いでいく東野圭吾さんの『手紙』は、「社会から差別はなくならないという現実」「善悪では判断できない人間の本性」が描かれています。今作は、原作を踏襲しつつ、意見や映像を誰もがSNS上で発信できる現代性を取り入れ、犯罪加害者の家族が直面する現実を、幅広い視聴者層に届くエンターテインメントドラマとして制作します。主演には、アイドルとして圧倒的なパフォーマンスで存在感を放ち、俳優としても強く、そして繊細な感情表現を魅せる亀梨和也さんをお迎えします。亀梨さん演じる直貴がどのような目で、どのような感情で、どのような言葉を発し、世の中を生きているのか…。今まで亀梨さんが見せたことのない姿にも注目です。発行部数240万部を超える東野圭吾さんの『手紙』を、亀梨さん主演でドラマ化する。プロデュ ーサーとして身震いするほど嬉しいことでもあり、大きな責任とプレッシャーを感じています。今後発表されるキャストのみなさんやスタッフと共に、記録にも記憶にも残る作品にしたいと思っ ています。ぜひ、ご期待下さい!

■放送情報
ドラマスペシャル『東野圭吾 手紙』
テレビ東京ほかにて放送(放送時期未定)
出演:亀梨和也ほか
原作:東野圭吾 『手紙』(文春文庫刊)
脚本:池田奈津子
監督:深川栄洋
音楽:福廣秀一朗
チーフプロデューサー:中川順平(テレビ東京)
プロデューサー:田辺勇人(テレビ東京)、髙石明彦(The icon)、古林都子(The icon)
制作協力:The icon
製作著作:テレビ東京
(c)東野圭吾著『手紙』(文春文庫刊)
公式サイト:http://www.tv-tokyo.co.jp/tegami/

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